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丸十運送 株式会社

野球でプロを目指し、大学卒業後は(株)バイタルネットに就職。エースとして同社初となる都市対抗野球出場を達成する。しかし、プロ入りはかなわず、夢を断念。その後、26歳で父が経営する丸十運送(株)に入社する。厳しい父の薫陶を受け徐々に成長を遂げた。2019年から同社のかじ取りを担う。

丸十運送 株式会社
住所 〒409-0133
山梨県上野原市八ツ沢 2193-252
URL https://marujyu-transport.com/

野球でプロを目指した経験を生かし、スタッフ目線の経営を心がけている丸十運送(株)の平井社長。元スポーツ選手らしい実直な考え方や取り組みを知り、野球解説者の鈴木尚広さんも「ワンチームで力を発揮している」と、惜しみなく称賛の言葉を贈っていた。


プロ野球を目指すも26歳で挫折

鈴木 平井社長は、読売ジャイアンツで私の後輩だった選手が共通の知り合いだとお聞きしました。

平井 そうなんです。私は小学4年生で野球を始め、プロを目指していたんです。大学卒業後も、医薬品卸業を手がける(株)バイタルネットに就職し、社会人野球を継続しました。3年目でエースとして都市対抗野球に出場したんです。残念ながらドラフトで指名されず、26歳で夢をあきらめる決意をしました。そして、野球のために勤務していた社員が、そのまま居座るのは会社にとって良くないと判断し、退職したんです。

鈴木 周囲に与える影響まで考慮する見事な決断ですね。

平井 でも、野球一筋で過ごしてきた私は、これから何をすれば良いのかわからず、時間だけが過ぎていったんです。そんなとき、運送業を手がけていた父から「とりあえず帰ってこい」と電話がありました。もともと父は私に後を継がせる気がなく、私にもそのつもりはなかったんです。それでも、めったに話さない父から誘われたこともあって当社に就職しました。ただ、なかなか仕事に身が入らず、3年ほど高校野球のコーチを務めまして。その契約が終わった頃から、業務にも熱心に取り組むようになりました。

鈴木 運送業界に飛び込んだ印象はいかがでしたか?

平井 この仕事で最も重要なのは、お預かりした荷物を丁寧に運ぶこと。父からは、「積んだ荷物が少しでもずれたら、プロではない」と教えられました。それで私は、トラックの荷台に空き缶を置き、町内を一周して倒れたら失格という厳しいテストを受けることになったんです。これが本当に難しくて。何度も失敗を繰り返し、運送の仕事が向いていないのではないかと悩むほどでした。父から合格と言われたときは、ほっとしましたね。

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