インタビュー

建築

町の魅力を引き出す事業

宍戸 具体的に事業の内容についてお聞かせください。

福原 当社が手がける建築事業では、自然の風や地熱を活用するエアサイクル工法を積極的に取り入れて、お客様のご要望に応じた住宅の建築やリフォーム工事を行っています。最近は、築年数を重ねた住宅に住んでいらっしゃる方々からリフォームの依頼をいただくことが多いですね。そして、町の魅力を引き出しながら支援活動なども行っています。

宍戸 長年この地域で事業を展開していらっしゃるからこそ、土地柄や風土についてもしっかり把握しているでしょうから、地域の方々にとってもとても心強い存在だと思いますよ。

福原 そう言っていただけると嬉しいです。また、地域の方々のコミュニティとなる場所をつくりたいという思いから、フリースペース機能を兼ね備えたランドリーショップの建築から運営までを行ったり、南房総のレジャーとして人気のあるグランピングの施工支援をしたりしています。そのように活動を進める中で、昔から長く続く民宿の改装工事を任せていただくこともありました。

宍戸 建築事業だけでなく町づくり事業にも意欲的に取り組んでいらっしゃる様子が伝わってきます。お若い頃はあまり意識していなかったという家業で現在これだけ努力し続けられる原動力は何なのでしょうか?

福原 私もまだ30代ではあるものの、自分よりも若い世代の子どもたちが安心して暮らせるよう地域を盛り上げたいという思いがモチベーションにつながっています。だからこそ、会社としての活動だけでなく、地域の青年会議所の取り組みにも積極的に参加しているんです。また、「i.PLANNER」という若者中心の地域団体を新たに立ち上げて、地域活性化のための情報発信をしています。

宍戸 新たなことに積極的に挑戦する社長は、この先も地元を牽引するリーダーとして活躍し続けていくことと思います。最後に会社としてのビジョンをお聞かせいただけますか?

福原 ほんの少し前までは、一介の中小企業だった当社も、建築事業や町づくりの活動を続けていくうちに、ありがたいことにいろいろなジャンルの仕事をいただけるようになりました。そして、2019年の災害を通じて地域のネットワークの大切さを痛感したので、これからも周囲の皆様と強い信頼関係を築いていきたいです。お世話になったこの町をより良い町へしていけるよう、全力を尽くしてまいります。

GUEST COMMENT

宍戸 開

「新しい社名にする時、由来と思いを話すと父は何も言わず受け入れてくれました」と福原社長。お互いに意識し合い、受け継ぐべきものを受け継ぎながらも新しい道を切り拓こうとされる社長の姿に、同じ「2世」として強いシンパシーを感じました。これからも地域の方たちから代々愛される会社として、ぜひ町と一緒に成長を続けていってくださいね。

1 2


amazonからのご注文
2021年11月号
COMPANYTANK 2021年9月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、井上尚弥選手を始め数々の世界チャンピオンを輩出している大橋ボクシングジムの大橋秀行会長と、ボクサーを支援しつつ新規事業「ライフメイクパートナーズ」で躍進する日本リアライズ(株)の大橋孝行社長がご登場。互いを兄と慕う2人が、挑戦の意義や逆境を乗り越える方法について語り合う、“ダブル大橋対談”をお見逃しなく!

定期購読のご案内
 

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

鶴久 政治 水野 裕子 矢部 美穂 時東ぁみ 名高達男 宮地 真緒 駒田 徳広 杉田 かおる 畑山隆則