インタビュー

建築

株式会社 Re.TSUKUL

千葉県出身。学生時代は野球に打ち込み、全国高等学校野球選手権大会の出場経験を持つ。専門学校で建築を学び、卒業後は不動産会社に就職した。結婚を機に家業へ戻り、後継になることを見据えて現場経験を積む。2019年秋の台風被害を乗り越えて、同年12月に事業を引き継ぎ、(有)福原建築から(株)Re.TSUKULへ組織変更した。

株式会社 Re.TSUKUL
住所 〒299-2216
千葉県南房総市久枝307-8
URL https://www.retsukul.jp/

千葉県南房総市を拠点に、住宅建築やリフォーム工事などを幅広く手がける(株)Re.TSUKUL。福原社長は、地元で長年続いた家業を父から引き継ぎ、2019年に組織変更を果たす。そんな福原社長の事業に懸ける強い思いと、町づくりのビジョンについて、俳優の宍戸開さんが話をうかがった。


未曾有の災害を乗り越えて

宍戸 福原社長は2019年にお父様の会社から事業を引き継ぎ、経営者としてスタートを切られたそうですね。まずは、今日に至るまでの歩みからお聞かせいただけますか?

福原 私は、建築会社を営む父親のもとに生まれたものの、高校生までは野球に夢中で、家業にはあまり興味を持っていなかったんです。高校卒業後は、専門学校で建築について勉強しましてね。その頃もまだ、父親の後を継ぐことは深く考えていなかったので、地元を離れて不動産会社に就職し営業の仕事をしていたんです。

宍戸 なるほど。では、そこから家業に入られたのには何か転機があったということですね。

福原 ええ。23歳のときに結婚をして、地元に戻ると決めたことがきっかけとなりました。これまで父とは、家業へ入るような話もしていなかったので、事業を継ぐ意思を父へ伝えるとかなり驚かれましたね(笑)。

宍戸 実際に家業に入られてからはいかがでしたか?

福原 前職が不動産業界だったこともあって、設計や不動産に関する知識は持っていたものの、建築現場での経験はほとんどなかったんですよ。そのため、先輩の職人さんたちに指導してもらいながら技術を学んでいきました。また、父から積極的に仕事について教えてもらうことはなかったものの、それにより私の中に自発的に仕事を覚えていこうという気持ちが生まれ、技術が上達したとも思っています。

宍戸 なるほど。親子で仕事をするうえで戸惑うこともあったのでは?

福原 私がもともと営業の仕事をしていたので、あまり営業活動を行わない父の経営スタイルに戸惑うこともありましたね。しかし父は、一つひとつの仕事を確実にこなすことでお客様からの信頼を獲得し、口コミや紹介で次々と仕事の依頼を受けていたんです。そこで私は、当社と地域の方々とのつながりの大切さを実感し、後を継いでからも地域に根差した企業づくりに注力しています。

宍戸 では、実際に2代目に就任するタイミングはどのようにして訪れたのでしょうか?

福原 当初から父とは、私が10年ほど経験を積んだ頃に代替わりをしようと話しをしていたんです。2019年で10年目だったので、後を継ぐ準備をしていました。そんな折、台風が房総半島を直撃し、復興のためのボランティア活動に積極的に参加する中で、もっと地元の活性化や町づくりにも貢献したいという気持ちが芽生えたんです。そんな思いを抱いて、同年の12月に正式に事業を継承し、新たに社名も変更しました。

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