インタビュー

スペシャリスト

アナリスリサーチ株式会社

前職では大手光学機器・電子機器メーカーに勤め、技術開発部門で17年間にわたって新製品の企画、開発に携わった。その後、知的財産部門に移籍し、競合他社の特許情報の調査や分析を12年ほど手がける。これまでのキャリアを生かす形で、2020年5月にアナリスリサーチ(株)を設立した。

アナリスリサーチ株式会社
住所 〒102-0074
東京都千代田区九段南1-5-6
りそな九段ビル5F KSフロア
URL https://pat-analysis.com/

内山 リサーチを主に手がけていらっしゃるアナリスリサーチ(株)さん。具体的にどんな事業なのか教えていただけますか?

松井 当社は、ポータルサイトの運営や、受託調査コンサルティング、アナリスト育成プログラムなど、企業が未来の製品を開発する際に必要な情報を調べる支援サービスを手がけています。例えば、企業が新たな技術を開発して新製品をリリースするまでには、多くの特許を出願しています。それから一定の期間が経つと公開されるようになるので、それを見ればその会社がどんな技術を開発しているのかを調べることができるのです。そこで、当社の情報配信型サービス「クルマの未来ポータルサイト」では、調査・分析した情報を、経営者の方や、技術開発を担当する方に提供しています。自動運転車業界の動向から詳しい技術情報まで、一歩踏み込んだ情報を提供しているんです。

内山 なるほど、専門性の高いお仕事だと思います。松井社長はこの調査・分析の経験が豊富だとうかがいました。

松井 はい。私はもともと、大手光学機器・電子機器メーカーに勤め、技術開発部門で17年間にわたり新製品の企画、開発に携わっていました。その後、知的財産部門に異動し、特許情報の調査や分析に関わる仕事をしていたんです。技術開発は、うまくいっても製品化できるものが1000のうち3つ、「千三つ」と呼ばれるほど、成功率の低い仕事です。原因は、競争相手に先に開発されてしまい、製品化する意味がなくなってしまうこと。企業は常に新たな技術開発にチャレンジしていないと、死活問題になるわけです。そのため、他社の新技術などについて、事前に徹底的な情報収集を行っています。私はそのスペシャリストとして歩んできたキャリアを生かし、当社を立ち上げたのです。

内山 こちらの事業は、社長だからこそできるのでしょう。それにしても、特殊な仕事であるだけに、ニーズは高そうですね。

松井 そうですね。もともと、日本の企業はものづくりにおいて、自前主義と言われてきました。ただ、今日のグローバル社会においては、企業間提携が当たり前に行われていることから、日本の企業でも提携する会社が増えてきています。この動きが特に自動車会社で顕著に表れているので、現在当社では自動運転車業界向けのサービスに注力しているんです。

内山 新たなチャレンジということで、今後が楽しみです。

松井 ありがとうございます。企業の製品開発というのは、10年先の未来を調べる仕事です。だからこそ、その10年後の新製品に貢献できるよう、これからもお客様の声を真摯に受け止めながら、より良いサービスを提供していきたいですね。

GUEST COMMENT

内山 高志

ボクシングにおいて対戦相手のことを調べるのは当たり前です。しかし、企業においても対戦相手のことを調べているとは、今回お話をうかがって初めて知りました。松井社長のお仕事は、日本の未来をつくることに貢献しています。今後も、豊富な情報を駆使して、多くの企業をサポートしていってくださいね。


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