インタビュー

医療・福祉

笠間整形外科

「笠間整形外科」初代院長・笠間公憲氏の長男として生まれ育つ。東京慈恵会医科大学を卒業してからは、複数の病院にて勤務。その後、2018年に「笠間整形外科」の2代目院長に就任した。肩と膝の治療を専門としており、週に2回は篠ノ井総合病院で手術を担当する。

ロゴ
笠間整形外科
住所 〒381-2215
長野県長野市稲里町中氷鉋973-1
URL https://kasama-seikei.com/

矢部 「笠間整形外科」さんは、もともと笠間院長のお父様が開業されたとうかがいました。

笠間 そうなんです。私は長男として生まれ育ったこともあり、高校生の頃に医者になる決心を固め東京慈恵会医科大学に進学しました。ただ、当初は整形外科医を目指すとは決めていなかったんですよ。結果的に父と同じ道を選んだのは、整形外科は治療の効果が症状として表れるので、患者さん自身がよくなっていることを実感でき、治療効果を共有できるからです。そして、大学卒業後は東京都内の病院や、地域の中核病院である篠ノ井総合病院での勤務を経て、2018年4月に当院の2代目院長に就任しました。

矢部 では、こちらの院の特色を教えていただけますか?

笠間 長野県の病院では数少ないPRP療法を導入しています。ご自身の血液から採取した血小板を患部に注射し自己修復力を高めるPRP療法は、手術はしたくないという患者さんの新たな治療の選択肢として喜ばれているんです。また、私自身が篠ノ井総合病院で手術もしているため、手術から術後のFollow Upまで行えることも、ほかのどのクリニックにもない特徴であると考えています。ほかにも、看護婦さんが問診することで、患者さんがただ待つだけでなくスタッフとコミュニケーションを取っています。こうすることで、患者さんの話をしっかりと聞くことができ、結果的に診察の効率が上がるんです。

矢部 挑戦を続けていく一方では、受け継いだ伝統も大切にしていらっしゃるのでは?

笠間 はい。父とは同じ慈恵医大卒なので、診察のマナーだったり、治療法であったりと、父から学んだことは数多くありました。その一つに、「人手の余裕が心のゆとりになり、患者さんへの親切につながるのでスタッフの数は多くても良い」という教えがありまして。当院は2019年に病棟を新築した際、休憩室を快適な空間になるよう設計したんです。そうすれば、スタッフたちが休憩時間にリフレッシュでき、また患者さんと明るく優しく接することができますからね。

矢部 確かに理にかなっていますね。

笠間 おかげさまで、当院は開業時から勤めるスタッフも多く、お気に入りのスタッフがいるから当院を選んでくださる患者さんもいらっしゃるほどです。

矢部 何よりも人と人との信頼を大切にしていらっしゃる院長の姿勢には、非常に感銘を受けました。お仕事のやりがいも大きいのではないでしょうか?

笠間 ええ。患者さんから「よくなったよ」とおっしゃっていただけた瞬間に大きなやりがいを感じますね。今後も注射、投薬、手術、PRP療法など、あらゆる治療法で対応し続け、「笠間整形外科に行けばなんとかなる」と言っていただけるクリニックを目指します!

矢部美穂
GUEST COMMENT

矢部 美穂

患者さんやスタッフさんへの気配りを欠かさず、一緒に治療するという意識をお持ちの笠間院長。だからこそスタッフさんは長く勤務し、患者さんも強い信頼を寄せてくださるのでしょう。これからも「笠間整形外科」の看板を守りながら、新たな試みに次々と挑戦していただきたいですね!


躍進企業応援マガジンCOMPANYTANKご案内

amazonからのご注文
2023年3月号
COMPANYTANK 2023年3月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、ラグビー選手の田村優さんがご登場!司令塔として長きにわたり日本代表を牽引し、自国開催だった2019年のラグビーワールドカップでもチームをベスト8に導く活躍を見せた同選手に、世界のトップレベルで戦い、勝っていくために必要な心構えや、言葉ではなくプレーで語る自身のラグビー道、ラグビー競技のおもしろさについて、余すところなく語っていただきました!どうぞお楽しみに!!

定期購読のご案内

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

時東ぁみ 名高達男 宮地 真緒 水野 裕子 鶴久 政治 矢部 美穂 駒田 徳広 杉田 かおる 畑山隆則