実家が会社経営をしていたことからビジネスを身近に感じ、会計士の道を志す。大学卒業後、資格を取得し大手監査法人に入社。数多くの企業の会計監査を手がける。約20年間の勤務の後に退職し、「鈴木雅也公認会計士事務所」を設立。並行して、関西風たこ焼き「たこ福」も経営している。
鈴木雅也公認会計士事務所 | |
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住所 | 〒359-0037 埼玉県所沢市くすのき台 3-11-3 509 |
URL | http://www.msy-suzukicpa.com/ |
関西風たこ焼き「たこ福」 | |
住所 | 〒359-1144 埼玉県所沢市西所沢 1-10-4 |
矢部 会計士さんへの取材場所がたこ焼き屋さんというのは意外でした。鈴木所長は、こちらのお店のオーナーでもあるそうですね。
鈴木 ええ、そうです。実は飲食店での経験が豊富な知人がいましてね。実際の店舗運営は彼に任せ、私は経営面を担っているんです。
矢部 会計士さんでありながら飲食店のオーナーというのは、珍しいのではないかと思います。なぜ飲食業をやろうとお考えに?
鈴木 会計・税務の専門家として独立するにあたり、どうすれば地域貢献ができるかをいろいろと考えていました。その中で、「いつか飲食店をやりたい」という思いがありましてね。タイミングにも恵まれたので、思い切ってスタートしたんです。飲食店のオーナーという形で、自分自身が中小企業の経営に携わっていくことで、会計士としてより経営者の目線に立って寄り添ったサポートが可能であると考えています。
矢部 確かに、同じように会社を経営されている方であれば、経営者の方も話がしやすいのではないかと思います。
鈴木 ありがとうございます。私は以前、大手の監査法人に勤め、上場企業を中心に会計監査業務に携わっていました。ただ、会計士を志したときは中小企業の支援をしたいと思っていまして。独立を決意したのもその思いを実現しようと考えたことが直接の理由です。会計・税務の専門家と経営者、両方の視点からお客様に寄り添っていければと考えています。
矢部 会計士としてお客様に接するにあたり、大切にされているのはどんなことですか?
鈴木 論理的に物事を進める部分と、お客様の気持ちを大切にしていく部分とのバランスでしょうか。というのも、会計や税務は白黒はっきりしない部分がたくさんあります。その中で、お客様のことも考えながら専門家として適切なジャッジをくだす。そうして、お客様に最大のメリットを提示していくことが大事なんです。ぶれない軸を持ち、常にお客様の期待を上回る仕事を心がけることで、信頼関係をしっかり築けると考えています。
矢部 溢れるばかりの情熱をお持ちの所長であれば、今後も必ずや飛躍していけると思いますよ。
鈴木 矢部さんにそう言っていただけると嬉しいです。常にわくわく楽しみながら仕事をやっているので、毎日が本当に充実しているんですよ。
また、前職時代に会計事務所の研修講師やセミナーを開いたことがありましてね。今後はそのノウハウを生かし、地元の小中学校などで会計や租税の教育活動などもしていきたいです。いずれも地域貢献をテーマとして行っていく活動ですので、地域のために役立つことにチャレンジし続けます!

GUEST COMMENT
矢部 美穂
起業直後に新型コロナウイルス感染症の問題が発生し、非常に難しい中での船出となってしまったものの、ピンチをチャンスと捉えている様子が印象的でした。「お客様と価値を高めあえる関係性を築いていきたい」と語る鈴木所長は、地域の経営者の方々に心から寄り添ってくれる会計士さんです。