インタビュー

製造・技術

天伸 株式会社

学業修了後は紳士服の販売に従事した。父が倒れたことをきっかけに、天伸(株)の創業者である伯父の誘いを受け、1992年に同社に入社。約10年間営業職を勤めた。その後、意見の相違から退職をするが、2017年に代表取締役として復帰し、社風を一新することに努めてきた。

天伸 株式会社
住所 〒277-0042
千葉県柏市逆井442-1
URL http://www.tensin.co.jp/

大路 こちらはとても歴史があるバネの製造会社だとうかがいました。

小宮山 はい。当社は伯父が1963年に創業しました。もともと私は紳士服の販売業務をしていたんです。しかし、父が倒れたことをきっかけに、伯父に誘われ26歳のときに入社しましてね。約10年間は営業職に従事してきたものの、役員に昇進する中で、意見の相違が生まれ退職することに。程なくして、復帰しましたが、業績が下がってしまったことの責任を取る形で、再び退職することになってしまいました。そして、2017年に代表取締役として復帰しました。

大路 なるほど。その後の展開が気になりますね。

小宮山 復帰当初は、業績が低迷していることがわかり、大変苦労しましたね。現在は、無駄な作業や経費を見直し、削減することで業績の立て直しを推し進めているんですよ。さらに、マルチフォーミングという当社の得意とする技術を生かし、材料費削減等の提案を強化していきました。

大路 御社がここまで成長することができたのは、小宮山社長があきらめずに頑張り続けたからだと思います。では、事業内容について教えてください。

小宮山 当社では、線バネ、板バネといった各種スプリングの製造や、マルチフォーミングやプレス金型の設計製作を手がけています。これらは、エコキュートやホチキス、女性用の体型補正下着などにも使われているんですよ。

大路 社長がやりがいを感じる瞬間はいつでしょうか?

小宮山 代表取締役という立場になった今、人を育てることにやりがいを感じていますよ。当社は、障がい者雇用もしており、現在3名在籍しています。どのスタッフも真面目に仕事に取り組み、社是で掲げている「愚直、素直、謙虚」を一番体現していると思っております。

大路 障がい者の方が働く場所があることは社会貢献にもつながりますし、素晴らしい取り組みだと思います。

小宮山 そう言っていただけると嬉しいですね。実は、当社では月に一度、月刊誌「致知」の感想文を読み合う勉強会を開催しています。感想文を読むとスタッフの成長がわかりますし、私自身スタッフから学ぶことも多いんですよ。感想文や日報には「いつもありがとう」と書いて返却しています。こうした取り組みのおかげか、当社はチームワークが抜群に良いんです。現場ではよく、「チーム天伸」と言っていますよ。

大路 良いチームワークを築かれていらっしゃるんですね。それでは、今後のビジョンについてお聞かせください。

小宮山 これからも、働くスタッフはもちろん、その家族も幸せになるような職場づくりに尽力していきたいですね。そして、若い人を中心に、皆さんが働きやすい職場を整えていくことが目標です。

GUEST COMMENT

大路 恵美

「スタッフとの勉強会では、自分も成長させてもらっている」とおっしゃっていた小宮山社長。バネ製造において確かな技術をお持ちであることはもちろん、スタッフさんに対しての温かさが伝わってきて、誠実なお人柄をお持ちなのだと感じました。今後もスタッフの方々と共に、ご活躍し続けてくださいね。


amazonからのご注文
2020年7月号
COMPANYTANK 2020年7月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、千葉ロッテマリーンズ二軍監督の今岡真訪さんがご登場します!

定期購読のご案内
 
LINE@無料会員登録はこちらから

LINE@無料会員登録はこちらから

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

矢部 美穂 宮地 真緒 駒田 徳広 時東ぁみ 名高達男 鶴久 政治 杉田 かおる 水野 裕子 畑山隆則