インタビュー

サービス

「看板剥がし」でトラックの再販に貢献

宍戸 ぜひ、看板剥がしについて教えてください。

松本 看板剥がしは、トラックをリサイクルする際に、トラックのボディにペイントされている社名やロゴを剥がす作業です。しかし、これがコンプライアンス的にも作業するにも最も難しいと言われており、大抵の場合、再生されるのは一部の部品のみでした。私は、トラックをそのまま再販することが、国が掲げているCO2削減の対策に貢献できるのではと考え、看板剥がし専用の機材をつくることを提案しましてね。大手運送会社が使用していた車両は、ロゴやペイントをきれいに剥がすことで下請け会社様に安く販売できるようになりました。加えて、海外への輸出も可能になり、輸出量も増え、海外への物流業の発展に貢献できるかもしれません。現在、私はJETRO(日本貿易振興機構)を通じてSDGsにも賛同し、会社一丸となってトラック再生に向けて話を進めています。

宍戸 社長はスタッフさんの人生から日本の物流業界の動向まで、さまざまな課題に貢献していらっしゃるんですね。ただ、ドライバーは危険と隣り合わせの仕事です。日頃からスタッフさんに伝えていることなどがあれば教えてください。

松本 「仕事に命を懸ける」とよく言いますが、私は仕事に命を懸けるべきではないと思うんですよ。命どころか、ドライバーはケガをするだけで仕事ができなくなり、たちまち生活に響いてしまいます。自分の命や、生活を守ることができるのは自分だけ。だからこそ私は、何重にも安全を確認し、自分の体だけは守ってほしいとスタッフに常日頃から言い聞かせています。

若い世代に求められる組織改革を

宍戸 スタッフさんの安全に気を配りつつ意欲的に事業を拡大する社長。その情熱は、いったいどこから湧き上がってくるのでしょうか?

松本 当社は小さな会社ですが、ありがたいことにお取引先も多く、ご依頼も増え続けている状況です。何か一つ壁を乗り越えたと思ったら、また次の壁が立ち塞がって悩みが尽きない日々ですよ。それでも、当社にしかできないサービスをお客様にご提供し、今は十分な手応えを感じているところなんです。私たちはお客様に喜んでいただくことに一番のやりがいを感じますし、常に必要とされる企業であり続けたいと考えています。

宍戸 ますます上昇気流に乗る社長が、これからどのような未来を創造するのか楽しみですよ。最後に将来の展望をお聞かせください!

松本 先ほどもご紹介したように、当社には電気工事や内装などさまざまな分野の経験者がいます。実は、この社屋もスタッフ全員で力を合わせて完成させたものなんですよ。今後は、「ゆとりある時間・速度・料金」をテーマに、安心、安全に陸送することはもちろん、業界全体で輸送価値を創造し続けていくことが目標です。そしてゆくゆくは、子どもや孫の世代が安心して暮らせる世の中をつくり上げられたらいいですね。

GUEST COMMENT

宍戸 開

周囲への感謝を忘れずに、スタッフさんを大切にしていらっしゃる松本社長。そんな社長のもとで働く皆さんは、生き生きと仕事ができるでしょう。また、トラックを丸ごと一台リサイクルするための「看板剥がし」や、スタッフさんを社員として雇用するなど、その独自の取り組みは驚くような内容ばかり。挑戦することを忘れない社長のさらなる飛躍を、応援しています!

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