インタビュー

スペシャリスト

株式会社 Re:p Akaiwa

岡山県の赤磐市役所に27年間勤務。福祉や都市計画など、さまざまな分野の職務を経験する。増える市民のニーズと減り続ける税収のバランスに悩み、新たなサービスを模索。民間の力を積極的に活用するため退職し、市民が主役の街づくりコンサルタントとして独立した。

株式会社 Re:p Akaiwa
住所 〒709-0721
岡山県赤磐市桜が丘東6-6-339
TEL 086-956-2625
URL https://www.rep-akaiwa.com/
MAIL info@rep-akaiwa.com

石黒 まずはじめに、高尾社長のこれまでの歩みをお聞かせください。

高尾 私は27年間にわたって赤磐市役所に勤務し、さまざまな職務を経験しました。その間、市の人口が減り財政が厳しくなっていたんですよ。それで、本当に必要なサービスを提供するにはどうすればいいのか悩んだ結果、社会人大学に通い、経営者の視点を取り入れることにしたんです。

石黒 なるほど。地域の将来を憂い、行動に移されたわけですね。

高尾 その後は、市役所を退職し、 2019年11月に当社を設立しました。独立の目的は、民間と行政の間に立つエージェントのような存在になること。そして、民間と行政が手を取り合って街づくりを進めたいと考えたんです。元職員の私は、どうすれば民間の方と公務員が円滑に意思疎通できるかを熟知しています。

石黒 赤磐市の課題と、それに対する社長の取り組みを教えていただけますか?

高尾 赤磐市は人口4万5000人ほどで、そのうち3分の1の方々が、住宅団地に居住しています。しかし、古い住宅団地は居住者の高齢化が進んでおり、オールドニュータウンになりつつあるんですよ。そこで私は地域の仲間と一緒に街を活性化させるために、閉鎖されているショッピングセンター横の市有地を活用し、2ヶ月に一度のペースでマルシェイベントを開催しました。おかげさまで、このイベントには毎回3000人のお客様が集まるようになり、岡山県でも有数の行事に成長しています。
 当社のコンセプトは赤磐市に新たな価値観や文化を創造し、「住みたい」と思っていただけるエリアにすること。赤磐市が「選ばれる街」になるために、今後もさまざまな仕かけをするつもりです。

石黒 具体的なプランを教えていただくことはできますか?

高尾 2020年は、寂れてしまった公園を住民の憩いの場にするプロジェクトをスタートさせます。また、市民農園で栽培した有機野菜を移動式ガラス温室レストランで付加価値の高い料理として提供、それに付随し、空き家を改修したゲストハウスを開業する予定です。また、特産品であるブドウの剪定した枝を、障がい者就労支援施設でバーベキュー用のチップにして活用できるようにする事業も進めています。このように誰もが生き生きと楽しめるだけでなく、地域経済が自立する事業を立ち上げる予定です。当社の活動はYouTubeのチャンネルで見ることもできますので、ぜひ、全国の方に興味を持っていただきたいですね。

GUEST COMMENT

石黒 彩

少子高齢化が進む日本を元気にするためにも、地方の頑張りが求められる時代。民間と行政の連携を重視する高尾社長は、まさにお手本となる活動で成果を上げていらっしゃいます。今後も、挑戦を続けて赤磐市の未来を切り開いてください。私も応援しています!


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