インタビュー

スペシャリスト

Office la vita

慶應義塾大学法学部卒業後、大手電力会社に勤務する。2016年に離婚を経験するとともに、長年にわたる勤務を経て、同社を早期退職する。AFP認定を受け、2017年に「Felice FP事務所」を開設。2019年に「Office la vita」に名称変更するとともに、世界標準のFP資格であるCFP®認定を取得した。

Office la vita
住所 愛知県名古屋市中区栄4-12-26
栄CDビル 405
URL http://officelavita.com/

近年、誰もが不安を覚える老後の生活資金。しかし、どうすべきか分からず、路頭に迷う人が多いのも現状だ。そうした人々に対し、「Office la vita」の土居代表は、誰よりも親身に寄り添ってアドバイスを行う。その熱い思いに、元ボクシング世界王者の西岡さんが迫った。


自身の経験を糧に起業を決意

西岡 まずは、土居代表が起業された経緯からお聞かせください。

土居 実は私、57歳で離婚したんです。その際に同級生の弁護士から、離婚すると、婚姻期間中の厚生年金は夫婦で分割することになると聞いて衝撃を受けまして。また、老後の生活資金を工面することが大変と言われる中で、会社勤めのまま定年を迎えることに不安を覚えたんです。それなら資格を取って生涯続けられる仕事をしようと考えました。

西岡 その中で、ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事を選ばれたのは?

土居 お恥ずかしながら、私は自分がそうした状況に身を置くまで、老後資金や年金の仕組みについてあまり把握できていませんでした。ただ、同じように老後への不安に直面している方はきっと多いのではないか。そのように考え、自分の経験をもって、そうした方々のサポートをしたいと考えたのです。

西岡 確かに老後のことは考えなくてはいけないと思うものの、誰に聞けばいいか分からないという方も多いですよね。

土居 おっしゃる通りです。会社員は長い会社勤めを終え、第2・第3の人生として老後を迎えます。そのときに、気持ちにゆとりを持って頂きたいというのが私の思い。そのためにはある程度の準備が必要になりますから、私がそのお手伝いをしてさしあげたいのです。

時間やお金ではなく、顧客のために

西岡 具体的には、どのようなサポートが受けられるのでしょうか?

土居 当所が主軸とするのは、年金や老後生活といったリタイアメントプランのご提案です。お客様には、まず年金などの基本的な仕組みをご説明し、現状のまま暮らすとどうなるのか、試算を行います。その上で、ご希望を丁寧にヒアリングしていくのです。それを踏まえてライフプランの検討や提案書の作成を行っていく、という流れですね。また、アドバイスさせて頂く際は「家族仲良く」「健康で」「自分の寿命を考える」という3つのキーワードをお伝えしています。

西岡 そのキーワードについて、詳しく伺えますか?

土居 まず家族仲良くについては、どれだけ緻密なプランを立てても、家族の協力が得られなければ実現は難しいでしょう。何より、私のように離婚してしまっては計画自体が意味をなさなくなってしまいます。それから、健康状態は生命保険にも直結するものです。ちょっとした数値の異常でも、保険加入やプランの見直しに支障をきたすこともありますから切り札を失わないためにも健康は非常に大切です。そして寿命については、100歳まで生きたいのか、80歳で“ピンピンコロリ”を実現したいのかによって計画は変わります。その意味でご自身の理想の寿命と向き合う必要があるのです。

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