インタビュー

教育・スクール

きぼう塾

音楽家の道を志してドイツへ留学し、5年間にわたって現地で生活をする。その中で難民支援の活動にも携わり、難民キャンプではドイツ語教室を開設。言葉を覚えることで大学へ進学したり会社に就職したりする人を見るうちに教育に興味を持つ。帰国後に「きぼう塾」を開校した。

きぼう塾
住所 〒483-8382
愛知県江南市後飛保町薬師30
URL https://kibou-juku.jp/

西岡 まずは、小山代表がこちらの塾を開かれるまでの歩みを教えてください。

小山 私は以前、クラシック音楽の作曲家を志し、約5年間ドイツへ留学していました。それと並行して、難民支援の活動にも携わっていたんです。その一環として難民キャンプを訪れた際、言葉の分からない人同士がお互い意思疎通ができないまま喧嘩しているのを目撃しました。そこで何とかしたいと思い、現地で語学教室を開設することにしたんです。

西岡 お若い頃から貴重な経験をされてきたのですね。それが、今の活動の原点になったということでしょうか?

小山 はい。彼らに一から言葉を教えたことで、意思疎通ができるようになったのはもちろん、中には大学に進学したり会社に就職したりする人も出てきて。希望を持って新しい道へ進んでいく姿を見ているうちに、教育へ関心を持つようになりました。そして、帰国後にこの「きぼう塾」を開いた次第です。

西岡 なるほど。代表がそうした経験をお持ちだからなのか、こちらは進学塾とは異なる雰囲気を感じます。実際、どんな方針で指導をされているのですか?

小山 当塾では、小中学生向けの学習指導コースに加えて、英語、ドイツ語の語学教室も開設しています。また、この地域にはブラジル人やネパール人の方も多くお住まいなので、海外の方が日本の学校や生活に馴染むための日本語教室も開いているんです。指導において大切にしているのは、各自が「何のために学ぶのか」を見いだせるようにサポートすること。偏差値の高い学校に進学するための詰め込み教育をするのではなく、子どものうちから個人の人格を重んじ、自分なりの使命や希望を持って学ぶことの尊さを伝えていきたいんです。

西岡 素晴しいお考えだと思います。自分の目標が定まればゴールのイメージも描けますし、意欲も高まりそうです。

小山 先日も、「やりたいことが分からない」と学習にやる気を持てずにいた生徒が、タンザニアへ留学をしたんです。そして、帰国後に会った際、瞳を輝かせながら「医学部に進んで、タンザニアに診療所をつくりたい」と話してくれて。私自身、海外での経験が今の活動につながっているので、生徒がそうしたきっかけを見つけてくれたことが嬉しかったですね。1人でも多くの人に同じ体験をしてもらえるよう、これからは留学のサポートにも力を入れていくつもりです。

西岡 塾としてもまだまだ成長していくことと思いますが、今後については?

小山 当塾で自分の使命や希望を見つけられた人が、別のところで他の人にそれを伝えていく、そんな連鎖を生み出すことが私たちの理想です。そうしていつか、世界中にきぼう塾を立ち上げて、塾間で交流ができるほどにコミュニティーを拡大できるよう、これからも一人ひとり全力投球で指導に励んでまいります。

GUEST COMMENT

西岡 利晃

一昔前までは名門大学に進学して大企業に就職したほうが良いという考え方が主流でした。しかし、最近は進路の選択肢も増え、個人の意思や決断が尊重されるようになっているので、今こそ小山代表のような方が必要なのだと思います。夢に向かって生き生きと走り続けられる人材を、たくさん輩出してください。


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