インタビュー

建築

高い技術力を若い世代へ継承

石黒 現在は、主にどのような現場を請け負っていらっしゃるのでしょう。

古庄 当社は造船業の中でも配管製造と配管溶接作業を専門に手掛けておりまして。現在は主に、ばら積み貨物船、大型コンテナ船建造に関わっています。作業場は高所も多く、危険を伴う場合もあるため、現場では常に「安全第一」を掲げ、正確かつ迅速な施工を心掛けているんです。おかげさまで、そういった姿勢がお客様からの厚い信頼につながっていると自負しています。

石黒 力強いお言葉です。専門性が高いお仕事なだけに、プロフェッショナルでいらっしゃる御社を頼りにしているお客様も多いでしょうね。後進の育成も重要になってきそうです。

古庄 おっしゃる通りです。そこで当社では、チームの結束力を高めるべく、人のつながりを重視するよう皆に伝えています。仕事をスムーズに進めるためには、仲間と密にコミュニケーションを取り、ときには頭を下げてお願いしたほうがいいことが多いんです。今、一緒に仕事をしているスタッフたちは、そのことをよく理解してくれているので、社内のチームワークは他のどこにも負けない自信がありますよ。

石黒 それは素晴らしい。そうした環境が整っているなら、新しく入ってこられる方も安心して働けそうです。

古庄 最近は、どの業界でも人手不足や定着率の悪さが課題になっています。そこには少なからず、雇用側が改善すべき部分があると私は思っているんです。例えば、若い人材がすぐに辞めてしまったとき、上司は「最近の若い者は根性がない」と簡単に言ってしまいがち。そうではなく、若者のニーズに応えられない職場だから、辞めてしまうのだという視点も持たなければなりません。だからこそ、私は若手世代と積極的に対話の時間を設けるようにしています。男性はもちろんのこと、「体を動かす仕事をしたい」と考えている女性が、当社を就職先の選択肢に入れられるよう、安心安全な職場づくりを常に目指しているんです。

石黒 そんな社長のもとには、この先もたくさんの仲間が集まってくることと思います。では最後に、会社としての将来のビジョンについてもお聞かせ頂けますでしょうか?

古庄 私は、現在も現場に出続けているのですが、最近は周囲から「社長はもっと外に出て、いろんな人に会うべきだ」という意見をもらうようになりました。そこで、当社をより多くの方に知って頂き、志を共にする仲間と出会うためにも、これからは現場のコントロールができるスタッフの育成と、私自身も未熟な社長業について精進していき、組織体制を整えていきたいですね。
 造船業は、ものをつくる面白さや、完成時の大きな達成感を味わえる仕事です。年齢や経験は関係なく、興味がある方は一度当社まで連絡を頂ければと思います。私たちと、ぜひ一緒に仕事をしましょう!

GUEST COMMENT

石黒彩

「自分はじっくり準備期間を取らせてもらってから社長になれたから、恵まれていた」と語っていらっしゃった古庄社長。お話の端々から謙虚なお人柄が伝わってきて、周囲の信頼が厚いのも頷けました。手掛けた船舶が動いて、人や物を運んでいるというのは夢があると思います。ぜひこの素敵なお仕事を多くの若者に継承していってください。

1 2


amazonからのご注文
2020年1月号
COMPANYTANK 2020年1月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、サッカー指導者の佐々木則夫さんがご登場!監督として、なでしこジャパンを世界一に導いた手腕に迫ります。

定期購読のご案内
 
LINE@無料会員登録はこちらから

LINE@無料会員登録はこちらから

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

杉田 かおる 名高達男 水野 裕子 矢部 みほ 時東ぁみ 鶴久 政治 宮地 真緒 畑山隆則