インタビュー

サービス

株式会社 アイディール

中古車販売会社で責任者を務め、軽貨物運送業界との取り引きを拡大。収入・労働環境の厳しさや、将来への備えがない軽貨物業界の実態を知る。30代での独立を目指し2016年、39歳で(株)アイディールを創業。軽貨物運送業の変革を目指して躍進中。

株式会社 アイディール
住所 〒273-0031
千葉県船橋市西船4-29-16
エステートショーエー301
URL http://i-deal.jp/

吉井 山川社長が、軽貨物運送業で起業するまでの歩みをお聞かせください。

山川 もともと私は、中古車販売店に勤務し責任者を務めていました。当時は軽貨物の運送会社さんにトラックを販売したり、整備をお引き受けしたりすることが多かったんです。そして、軽貨物運送業界ならではの理不尽な慣習や問題点をよくお聞きしました。例えば、孫請けやひ孫請けで荷物を配達する会社が多く、給料の支払いは2ヶ月後が当たり前。ドライバーさんは朝から晩まで駆けずり回っているのに、年を取ってからのキャリアパスもありません。軽貨物運送の仕事が長い方はそれを当然と受け止めていましたが、これらの点を改善すればもっといい業界になるはず。そこで私は2016年に独立し、中古車販売と軽貨物運送を展開する当社を立ち上げました。

吉井 社長が起業したのは、軽貨物運送業界の改革が目的ということですか?

山川 おっしゃるとおりです。軽貨物運送のドライバーは、必死に働いても年収1000万円を達成するのは無理です。忙しいのに稼げず入金も遅いとなると、特に若い人たちが参入しなくなり業界のレベルも落ちますよね。そんな状況を改善するため、働きやすく稼ぎやすい仕組みを整備しているんですよ。例えば大手運送会社の下請けばかりでなく、中小企業や個人のお客様からの配達を直接お受けしたり、トラックとドライバーをセットで派遣し、単身者のお引っ越しや高齢者のお買い物を手伝ったりしています。他にもお弁当や食材を配達するなどさまざまな需要にお応えし、ドライバーが効率的に稼げる環境を整えているんです。

吉井 身近な配達を引き受けてくださると、お客様のニーズにも応えられるし、収入が増えるドライバーさんのモチベーションもアップするでしょうね。起業してみて、手応えはいかがでしょう。

山川 この4年間は試行錯誤を繰り返してきました。しかし、ようやく手応えを感じているところです。現在、当社のスタッフは30名ほど。今後は中古車販売事業も拡大し、いずれは200名ぐらいまで増やしたいですね。

吉井 そのために温めていらっしゃるアイデアがあれば、教えて頂けますか?

山川 私は、自社専用の倉庫と保育所をつくりたいんです。建物は2階建てにして、1階を倉庫、2階を事務所と保育所にします。そうすれば子育て中の主婦やシングルマザーのドライバーも、お子さんを預けてすぐ配達に出ることができますよね。お年寄りも保育所や倉庫で働けるので地域貢献につながります。今、運送業界で女性ドライバーの比率は、わずか3%ほど。でも、女性には仕事が丁寧な方が多いので、当社の業務に加わって頂くことで、この比率を30%ぐらいまで高めたいと思っています。そのためにも、多彩な取り組みで誰もが働きやすい職場を実現するつもりです!

GUEST COMMENT

吉井 怜

問題意識が高く、アイデアマンで行動力も兼ね備えた山川社長。その卓越した能力で焦らずしっかり事業基盤を整え、軽貨物運送業界を変えて頂きたいですね。特に保育所のアイデアは、待機児童を減らし女性が活躍するためには欠かせません。今後のご活躍に期待しています!


amazonからのご注文
2020年3月号
COMPANYTANK 2020年3月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、元バレーボール女子日本代表選手の大山加奈さんがご登場します!

定期購読のご案内
 
LINE@無料会員登録はこちらから

LINE@無料会員登録はこちらから

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

鶴久 政治 宮地 真緒 時東ぁみ 名高達男 杉田 かおる 水野 裕子 矢部 みほ 畑山隆則