インタビュー

建築

家業の看板を守るために

時東 人と人とのつながりを大切にしながら、事業を拡大してこられたのですね。そもそも、藤原社長が設備工事のお仕事をなさるようになったのはなぜなのか、興味があります。ご経歴についても教えて頂けますか?

藤原 もともとは一般企業で営業職に就いていたんです。しかし、25歳のときに父親が経営する当社に入社することになりました。すでに当社で職人として働いていた弟や父親から仕事を教わりながら技術を磨く日々でしたね。

時東 では、事業を引き継がれるタイミングはどのようにして訪れたのですか?

藤原 働いていく中で私は、前職での経験を活用し、新しいお客様を開拓するようになりました。同時に、弟は会社の基盤を守りながら業務に励むようになり、私たち兄弟の役割がはっきりしてきたんです。はたから見れば、順調に組織は回っていたと思います。
 しかし、仕事の依頼は多くあるのに、業績が安定しない時期が続いていたんです。おかしいと思い、会社のお金回りを確認したところ、管理が甘い部分があることが発覚しました。このままでは、事業の存続が危ぶまれる事態になるかもしれないと考えた私は、父親と弟に相談したんです。そして、私なら営業職での経験を生かしてお金に関する部分もきちんと管理できるだろうと父親と弟が後押ししてくれたこともあり、35歳のときに当社の代表取締役に就任することになりました。

地図に残る誇りを持って

時東 ここまでお話を伺って、御社の事業に懸ける社長の熱い想いが伝わってきました。ずばりお仕事の原動力は何なのかお聞かせください。

藤原 それはやはり、自分たちの手掛けた建物が完成し、地図に建物名が表記されたときに感じる達成感ですね。だからこそ、私はこれまで携わってきた現場に対しては強い思い入れがあるんですよ。さらに、仕事を終えた後にお客様から頂く感謝の言葉が日々の活力につながっています。

時東 確かに、駅やビルなどはそう簡単になくならないですし、はっきりと形が残っていくところがこの仕事の魅力だと思いました。会社として今後の展開についてはいかがでしょうか?

藤原 現在当社は、25名の従業員とともに日々業務に努めています。最近では外国人労働者も積極的に雇用しており、これからはより一層お客様からのご要望にお応えできるよう体制強化に注力していきたいです。

時東 社長が率いる御社のこれからのご活躍を応援しています!

藤原 ありがとうございます。設備工事の仕事は、日本の高度経済成長を成り立たせてきた業界だと自負していますので、その分、事業者の数も多く将来的には淘汰が進んでいくと思っておりまして。その中で私たちは信頼を勝ち取り続けられるよう、より真摯な姿勢で現場に挑んでいきたいですね。

時東 では最後に、この先一緒に働くことになる未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。

藤原 社内の人間関係の良さはどこにも負けない自信がありますので、やる気のある方はぜひ一緒に働きましょう。

GUEST COMMENT

時東 ぁみ

対談中、何度も「お客様からありがとうと言って頂くために仕事をしている」と語っていらした藤原社長。そうした真っ直ぐな志をお持ちだからこそ、お客様も安心して大きな現場を任せられるのでしょうね。私たちは、施設の空調が動いていることは当たり前だと思って生活していますが、社長のような方々の頑張りを忘れてはいけないと心から思いました。

1 2


amazonからのご注文
2020年1月号
COMPANYTANK 2020年1月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、サッカー指導者の佐々木則夫さんがご登場!監督として、なでしこジャパンを世界一に導いた手腕に迫ります。

定期購読のご案内
 
LINE@無料会員登録はこちらから

LINE@無料会員登録はこちらから

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

杉田 かおる 名高達男 水野 裕子 矢部 みほ 時東ぁみ 鶴久 政治 宮地 真緒 畑山隆則