インタビュー

建築

リトルリーフ小葉

中学生の頃から盆栽に興味を持ち、造園学科のある高校に進学。在学中からインターンシップで造園会社での修業を始め、卒業後はそのまま就職した。その後、外構工事を手掛ける会社などでの勤務を通じて技術を学ぶ。2010年に独立し、「リトルリーフ小葉」を設立した。

リトルリーフ小葉
住所 〒950-2036
新潟県新潟市西区新通西2-4-6
URL http://koba-ll.jp/

杉田 小林代表が施工されたお庭にお邪魔しています。きれいに整ったというよりも、ほどよく手が入りつつ自然を生かしているという感じで、すてきですね。

小林 ありがとうございます。当社のコンセプトは、「里山をイメージする」なんです。里山は完全に野放しの自然ではなく、人が触れている中に自然がある、というところ。人が手を加えつつ自然が残っている、というイメージを大事にしています。ちなみに、庭に水が流れているのは、こちらのお客様の「リビングで寝転がったときに水が見えるように」というご要望によるものでして。住宅の雨どいから供給した雨水を循環させる形で水道代がかからないようにしているだけでなく、水の音が聞こえるような細工もしていますよ。

杉田 いろいろな工夫が凝らしてあるんですね。菜園として、野菜が植えてあるのも良いと思います。

小林 私は、お客様には積極的にお庭に出て頂きたいと思っているんですよ。野菜などがあれば、収穫のために自然と庭に出られますよね。そうした点も踏まえ、「五感で楽しめる庭をつくる」を私の庭づくりのテーマにしています。それに、外に出れば気になる雑草を抜いて頂けるので、結果的に庭を美しく保つことにもつながりますしね。

杉田 お客様のご要望を大事になさっていると感じます。お客様と接する際にどんなことを大切にしていますか?

小林 私は、職人にとって大事なのは、お客様の思いを聞き出せる“耳”だと思っています。いろいろなご要望を頂く中で、その裏にある本当の意図は何なのか、何を一番求めているのか、という部分まで引き出す。その上でプロのアドバイスを入れながら実現することを心掛けて、皆さんにとって少しでも癒やしになるような庭をつくりたいと思っています。

杉田 ご要望を踏まえながら、しっかりと自然の美しさも表現されているのが素晴らしいと思います。また、最近では講師としての活動もされているとか。

小林 一般のお客様向けの剪定レッスンや、専門学校、通信講座などでも講師活動をさせて頂いています。この業界は若い職人が少ないんです。それは従来の「職人は目で見て技術を盗め」という指導方針に問題があったのでしょう。かつては私もそこで悩んだので、私は技術を学びたい若者には基礎から丁寧に教え、伝えられることは全て伝えた上で、そこから自分の道を進んでもらいたいんです。

杉田 では、今後についてはいかがでしょうか?

小林 これまでは屋外のお庭や外構工事などを主に手掛けてきましたので、室内園芸にも力を入れていきたいですね。いろいろな事情で外に出られない方向けに、室内で楽しめるようなお庭を提供したいというのが、私が目指す今後の庭づくりです。

GUEST COMMENT

杉田 かおる

小林代表の手掛けたお庭には、植物はもちろん、土や水、太陽の光の美しさを感じます。自然を生かし、受け入れていくための手間が掛かっていて感銘を受けました。これからさらに活動の幅を広げていくとのことで、ぜひ、業界に新しい風を吹き込んでいってくださいね。応援しています!


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