インタビュー

医療・福祉

医療・福祉の面から地域を活性する

杉田 では、その会の活動が御社の事業の軸になるのでしょうか?

小林 そうですね。大きく3軸ありまして、そのうちの1つが「医療福祉連携士の会」の事務局運営です。主たる軸としては、病院の連携室の担当者に対し、スキルアップと連携強化をサポートする「連携室専門コンサルティング」。医療機関のコンサルは経営支援が一般的で、私のように連携に特化したコンサルは珍しいもの。しかし、どれだけ病院に優秀な医師が揃っていても、転院や退院後のフォローまでできなければ、真に患者さんに役立てているとは言えないでしょう。つまり今後は、連携が機能している病院こそ、地域に信頼されるようになると思うのです。

杉田 なるほど。これからは自分の病医院の経営だけを考えていては、地域に必要とされる存在にはなれないのですね。

小林 おっしゃる通りです。また、それに関連して重要なのが、地域のかかりつけ医が機能すること。今後、日本では在宅医療・介護を推奨していく流れが生まれますから、在宅まで診られる真のかかりつけ医の存在が必要となります。そこで当社では、新規開業医の方々が地域のかかりつけ医としてご活躍されるための経営サポートを手掛けているんです。現在はセミナーなどを通じ、患者さんへの対応や心構えの部分まで含めたアドバイスを行っているところです。

杉田 地域医療・福祉を一貫してサポートされているのですね。その中で、やりがいを感じるのはどんなときでしょう。

小林 やはり、サポートを手掛けた皆様から感謝の言葉を頂けるときですね。これまで連携に関心のなかった方々でも実際に行動を起こす中でさまざまな気付きを得てくださるんです。その姿を見ると私も心から嬉しく思います。

杉田 代表のような連携士の存在が、今後さらに広まっていくと良いですね。

小林 ええ、まだ資格の認知度も低いですから、より多くの方に知って頂けるよう今後も幅広く活動してまいります。同時に、病院の経営者に対しても、連携の必要性の啓発をしていくつもりです。
 また、もしお声掛け頂けるなら、製薬会社や医薬品卸に勤めるMR・MSの方々にも研修を行っていきたいですね。かつての私のように病院と診療所や介護施設、患者さんとをつなぐ橋渡しを担う人材を育てていけたらと考えています。

杉田 代表の活動は、まるで医療を通じた街づくりのようですね。

小林 そうかもしれません。ただ、地域ごとに事情は異なりますから、私の持つ現場経験を生かし、今後もその地域に合わせたお手伝いをしていきます。そして、これは大きな目標になりますが─地道な活動が積み重なっていくことで、最終的には医療に関する新しい考えや文化を地域に根付かせていけたら幸いです。

GUEST COMMENT

杉田 かおる

私も母の介護をきっかけに医療や介護について学んでいるところだったので、小林代表のお話は興味深かったです。代表は日本中の医療の現場を実際に見てこられた方。その得がたいご経験は、地域や病院、連携士、そして患者さんなどあらゆる方々にとって心強いことでしょう。代表のさらなるご活躍と、連携士の存在が広まっていく未来を私も応援しています!

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