インタビュー

医療・福祉

株式会社 連携創造研究所

東邦大学薬学部卒業後、大手製薬会社に入社。営業職を経て、2003年より新規開業医向けの経営サポートセミナー企画運営担当者を務める。2007年以降、全国各地の地域連携クリティカルパス作成のプロジェクトに参画。2011年、日本医療マネジメント学会の認定資格「医療福祉連携士」に一期生として合格し、NPO法人「医療福祉連携士の会」立ち上げを事務局として行う。2019年に独立し、現在は事業の傍ら、セミナーや講演活動を行い、医療連携と医療福祉連携士の普及に努めている。

株式会社 連携創造研究所
住所 〒103-0022
東京都中央区日本橋室町1-13-1
DKノア 4F
URL https://www.renkei-souken.com/

(株)連携創造研究所は、今後の日本の医療において地域包括ケアシステムと並ぶ重要なキーワードとなる「連携」をテーマに創業した会社だ。同社の小林代表の豊富な実績と事業への思い、地域貢献につながるビジョンについて、女優の杉田かおるさんが話を伺った。


製薬企業から地域連携の専門家へ

杉田 小林代表は、もともと薬剤師でいらっしゃったそうですね。

小林 ええ、前職では大手製薬会社に勤めていました。最初は現場担当でしたが、やがて本社勤務になりまして。その中で2007年頃、国が地域包括ケアシステムの構築や連携を推進し始め、それに伴い、私も全国各地の地域連携パスの作成をお手伝いするようになったんです。

杉田 地域連携パスとはどういったものなのですか?

小林 端的に言うと、患者さんの診療記録などを医療・介護に関わる人々が共有し、地域全体が1つのチームとなって患者さんを支えていく仕組みのこと。現在は病院に行っても通院歴やカルテは引き継がれませんが、このシステムが構築されれば、地域の医療機関や介護施設間の情報共有が円滑になり、結果的に患者さんも最適な治療・療養が受けられます。
 そして当時の私は、全都道府県の現場を見て回りながら、連携に取り組みたい病院に入ってお手伝いをしていました。一製薬企業の活動としては異色ではあったのですが、それが本当に楽しくて─。

杉田 どのような点に面白みを感じられたかが気になります。

小林 連携に際しては病院の医師だけでなく、看護師や理学療法士、ソーシャルワーカー、事務職員などいろいろなスタッフが集まって話し合います。そこでチームワークも生まれますし、何より自分がその一員として医療に参画している実感が湧いてきて。また、各所で得たリアルな情報を他の地域で紹介すると、とても好評だったんです。その反応を見るうちに、人の間をつなぐ自分の役割の重要性を感じるようになりました。

杉田 それだけ充実した日々を過ごされながら、独立を選ばれたきっかけは?

小林 連携のエキスパートの養成を目的とした「医療福祉連携士」を取得したことですね。医療や介護分野の従事者たちは、実はお互いの仕事をよく理解していないことが大半。私も同様に、介護・福祉分野には疎かったんです。そこで知識を深めるべく、医療福祉連携士の資格取得に励み一期生として合格しました。
 医療福祉連携士同士の情報共有およびスキルアップを目的に「医療福祉連携士の会」を立ち上げましたが、実際に医療福祉連携士の中には、医療・介護・福祉のスペシャリストがいて、彼らの持つスキルやノウハウを生かして病院をサポートすることで、より円滑な連携を実現できるのではないかと考えました。

1 2


amazonからのご注文
2019年11月号
COMPANYTANK 2019年11月号

巻頭企画「天馬空を行く」には、第25代WBCスーパーバンタム級チャンピオンの西岡利晃さんがご登場!世界王者の栄冠を掴むまでの足跡を辿ります。

定期購読のご案内
 
LINE@無料会員登録はこちらから

LINE@無料会員登録はこちらから

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

杉田 かおる 名高達男 時東ぁみ 矢部 みほ 鶴久 政治 宮地 真緒 水野 裕子 畑山隆則