祖父の代から続く歯科の家系に生まれる。幼い頃から歯科医を目指し、東京歯科大学を卒業し、同大学院歯学研究科(歯科矯正学専攻)を修了。付属病院の助手を経て、30歳のときに家業に戻り、吉井矯正歯科クリニック院長に就任した。患者の満足度を高めたいという思いから、歯科業界では珍しく「ISO9001」を取得し、高品質な診療環境を提供している。2019年秋には医院の改装を予定。
医療法人社団みふみ会 吉井矯正歯科クリニック | |
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住所 | 〒182-0026 東京都調布市小島町1-30-1 |
URL | http://www.yoshii-ortho.or.jp/ |
歯並びに悩む人を救う矯正歯科。幼少から歯科医を志し、この道一筋に歩み続けるのが「吉井矯正歯科クリニック」の吉井院長だ。患者への心のこもった“おもてなし”と高品質の治療をもとに、世界一の矯正歯科を目指すという力強い宣言に、マラソンランナーの千葉真子さんが迫った。
おもてなしに工夫を凝らす
千葉 吉井矯正歯科クリニックを営む吉井院長は、歯科医の家系のお生まれだそうですね。
吉井 そうなんです。私の家は祖父の代から歯科医でした。そうした環境に育ったため、私も幼い頃から自然と歯科医の道を志すようになったんです。
千葉 では、具体的な歩みについては?
吉井 東京歯科大学に入学後は進路を矯正歯科に決め、卒業後も大学院に進み、付属病院で助手を務めました。実家に戻ってきたのは30歳のとき。当時は父が当院の院長を務め、新宿にもクリニックを構えていたんですよ。土曜日だけ開院していた調布のクリニックを私が引き継いで独立しました。
千葉 独立するに際して、すでにクリニックがあるという、比較的恵まれた条件だったようですね。
吉井 本当は、新築のきれいなクリニックでスタートしたかったのですけどね(笑)。それに、土曜日だけの診療では患者様の数も決して多くはありません。費用を掛けずに新規の患者様を増やすにはどうすれば良いか──。しばらくの間は試行錯誤が続きました。その後、毎日診療をすることになり今に至ります。
千葉 どのような努力を積み重ねてきたのか、ぜひ、お聞かせください。
吉井 それは、当たり前のことを当たり前に続けることでした。丁寧にあいさつをする、身だしなみや声の出し方に気を配る、床にゴミが落ちていたらすぐに掃除するなど五感を大事にして、患者様に気持ち良く来院し気持ち良くお帰り頂くための行動を徹底しました。また、お誕生日には「おめでとうございます」と声をお掛けしたり、クリスマスカードをお送りしたりするなど、患者様へのおもてなしにさまざまな工夫を凝らしたんですよ。おかげさまで当院の評判は口コミで広がり、新規の患者様もどんどん増えていきました。
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