インタビュー

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西岡 なるほど。自分も、現役時代はどれだけ周囲に止められても世界王座への挑戦はやめなかったですし、「絶対に獲れる」と自分を信じていましたから、そのお話には共感します。何より、ボクシングをやっていた方がこうして新しい道で力強く頑張っていらっしゃるというのは、私としても嬉しいですね。

貝谷 ありがとうございます。私にとって、ボクシングとの出会いはすごく大きかったんです。ボクサーは、過酷な練習を頑張って減量に耐えて試合に出ても、最終的には勝敗がつきますし、ケガを負うなど努力が報われない結果に終わることもあります。それでもあきらめずに、皆が上を目指そうとする─そんな姿を見ていると、自分も頑張らないといけない、と強く思うんです。だから、私の信条は「あきらめないこと」。たとえうまくいかないことがあっても試行錯誤して、何とか粘り強く進んでいこうと心掛けています。

縁を味方に知名度向上を目指す

西岡 代表からは、今後もさらなる高みを目指していかれるであろう気概を感じます。今後の展開はどのように考えていらっしゃいますか?

貝谷 実は、近いうちに移転する計画があるんです。以前から店舗を広くしたくて場所を探していたところ、この工場のオーナーさんが、近くの場所に40坪ほどの土地を持っていらっしゃるそうで。私が移転を考えていることを知り、「それなら、希望通りの建物を建ててあげるから、それを借りればいい」とおっしゃってくださったんです。家主さんは当店のSNSなどを日頃から見てくださっていて、「精力的に活動しているので応援したい」と─。人との縁に恵まれていると感じましたね。
 ですから、そんなふうに背中を押して頂けていることに心から感謝して、新天地でますます最高の仕事を手掛けることで恩返ししたいと考えています。

西岡 これだけたくさんの人に応援してもらえるというのは、代表の頑張りと人柄があってのことでしょうね。移転に伴い、スタッフの数も増やしていかれるのでしょうか?

貝谷 いえ、そこについては大人数の体制にする気はなくて、増えても3名ほどかなと考えています。あまりスタッフが多くなりすぎると、意思疎通を図るのが難しくなっていき、結果的にこれまでに築いていた私自身のこだわりや、お客様との関係性にもずれが生じかねないなと。ですから、あくまで自分の目が届く範囲で人を育て、かつ自分自身が一生現場に立ち続けていくつもりです。

西岡 軸をぶらすことなく、お客様思いのスタンスを貫いていかれるのですね。では、最終的な夢などは思い描いていらっしゃいますか?

貝谷 やはり、若い頃から思い続けてきた「有名になる」という目標は達成したいですね。具体的には、日本中の自動車好きが、私の名前を聞いて「あの人のことか」と分かるくらい、知名度を高めたいと思っています。そのためにも、今後も変わらず努力を重ね、腕を磨き続けてまいります。

GUEST COMMENT

西岡 利晃

かつてボクシングの道を挫折されたご経験について、「正直なところ、まだ心残りはある」と話していらっしゃった貝谷代表。しかし、対談をさせて頂く中で、人一倍の技術や意欲を持ち、人脈にも恵まれている代表であれば、必ずやカーケアの世界で名をとどろかせることができると確信しました。ですから、ぜひこのまま突き進み、誰も成し遂げたことのないカーケア界のチャンピオンの座を掴み取ってください。その姿が見られる日を私も楽しみにしています!

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