インタビュー

建築

内山 リノベーションする前と後では、そんなに印象が変わるものなんですか。

牧野 ビフォーアフターを比較するのは、施工する立場から見ても楽しみです。古い物件ですと、今の住宅事情に合わないような建物もありますから、現状に即した実用性も考えて工事をしなければならない。そうした対応をするのも、この仕事の面白いところですね。

内山 技術に加え、いろいろなアイデアが要求されると。そのあたりはどのようにして磨いてきたのでしょう。

牧野 やはり、経験だと思います。お客様からはいろいろなご要望を頂きますので、それをどうやって形にするかを考えて対応する中で、ノウハウが培われてきたと実感しています。経験から来るアイデアの豊かさは、自分自身の強みだと思っていますよ。

「リノベーション会社」として成長を

内山 実際に起業され、経営者になったことによる変化はありましたか?

牧野 年々業績を伸ばして、会社を大きくしていくために何が必要か、情報を得るためにアンテナを張るようになったと思います。さまざまな人たちと接してみて、そこから得た情報を精査しながら、どう事業を進展させていこうかと常に考えるようになりましたね。

内山 会社の成長のためには、人を育てることも大事ですよね。

牧野 おっしゃる通りです。当社が抱えている案件に対して、職人の数が足りないこともありますので、人材育成は今後の課題です。とは言え、すぐに一人前になれる仕事ではないので、私と同じく経験を通じて、いろいろなことを身につけていってもらえればと思います。その中で、自分なりのやり方を見つけて結果を出せるようになってもらいたいですね。

内山 実戦の中でしか培えない独自の感覚ですか。ボクシングを経験した立場から言うと、そういう実感はありますよね。

牧野 本当にそうですよね。ただ、そうした感覚が養える環境を用意してあげることが、経営者としての責務だと思っています。やる気のある若者を育てたいと思うものの、中には頑張りすぎてしまう子も。そこは私が見守りつつ、無理せずに成長していってもらいたいです。

内山 会社もスタッフさんも、今後どのように成長していくか、楽しみですね。

牧野 そうですね。今後もリノベーションの案件に取り組み、5年後には売り上げも従業員数も倍になれるよう成長したいと考えています。まずはそのために、スタートして間もない会社にしっかりとした事業基盤を築いていきたいですね。

GUEST COMMENT

内山 高志

体育会系で根性があり、何よりも仕事に対する一切の妥協をしない――という強い信念が、牧野社長の言葉を通じてひしひしと感じられました。その思いが若い世代に伝わっていけば、技術とアイデア、そして責任感を併せ持つ素晴らしい職人が育っていくことでしょう。同じ大学のOBとして、今後のご活躍を大いに応援しています!

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