インタビュー

建築

追い込まれて伸びるタイプ

内山 一難去ってまた一難ですね。今度は、どのような取り組みを?

髙野 もともと工事の下請けが事業の中心だったのを、90年代半ばから元請けにシフトしました。現在は、公共工事の管理業務にほぼ専念し、在籍しているのは現場監督と事務の社員だけです。建設業は「3K」と呼ばれ人手不足に悩まされていますが、管理は女性にもできますので、ぜひ挑戦して頂きたいですね。

内山 社長がすぐあきらめてしまう方だったら、御社がここまで成長することはなかったはず。そこまで情熱を燃やせるのは、素晴らしいですね。

髙野 私は、恩師から「お前は、叩けば叩くほど這い上がってくる人間だ」と言われ、徹底的に追い込まれて育ちました。自分でもそう思いますし、こんな性格だからこそ、ここまで来ることができたのかもしれませんね。

和太鼓の演奏で地域に貢献!

内山 事業に命を賭ける一方、社長は地域貢献活動もなさっているそうですね。

髙野 そうなんです。例えば当社の目の前を通る市道は、雪の日に除雪する業者がおらず、住民の皆さんがお困りでした。そこで、当社が無償で除雪作業をすることにしたんですよ。工事現場の周囲では、週1回30分、必ずゴミ拾いをするなどの活動も行っています。
 また、私は和太鼓が趣味でして、3代目の会長を務めております。老人ホームや保育園、学校、結婚式、各種イベントなどに出向き、仲間と太鼓の演奏を披露しているんです。毎年8月に開かれる「八王子まつり」も、私たちが和太鼓で盛り上げているんです!この他、当社の専務を務める私の長男・祐樹は、大の格闘技好きです。長年の右腕である常務の吉留は、同級生が八王子を拠点に活動する格闘技団体の総裁ですので、私もたびたび試合を見に行ったり、当社の広告を出したりして団体の運営を支えていますよ。

内山 格闘技を応援してくださる方がいらっしゃるのは、私も嬉しい限りです。それにしても社長は、常務に絶大な信頼を寄せていらっしゃるんですね。

髙野 はい。もちろん常務だけではありませんよ。監視役である家内は口うるさいですが、私に意見できるのは彼女だけ。彼女がいなければ、私は突っ走ってしまっていたと思います。他にも、40年以上お世話になっている建設会社の社長さんをはじめ、大勢の方に支えられながら続けてきました。現在、当社は民間の工事も増やすなど、さまざまなアイデアを形にし、未来への種をまいているところ。私の夢は自社ビルを建てることと、趣味のクルーザーで一度は新艇を購入することです。必ず実現したいですね!

活動40周年!
太鼓団体「武州今熊太鼓」

髙野氏が3代目会長を務める「武州今熊太鼓」。現在は20人ほどの会員数を有する。八王子市内外の地域で年間20~30回の公演を開催。迫力ある力強い演奏で地域を盛り上げている。新規会員も募集中。http://imakumadrumhp.ojaru.jp/

GUEST COMMENT

内山 高志

お父様のケガという、思いがけない出来事をきっかけに家業を継いだ髙野社長。しかし「負けてたまるか」という精神と、時代の流れに合わせた柔軟なかじ取りにより、 (株)髙野忠工務店さんは、躍進を遂げてこられました。それでも、社長にとってはまだ通過点。これからも、お体に気を付けながら頑張って頂きたいですね。私も陰ながら応援しています!

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