インタビュー

建築

マサシ工務店

奈良県出身。子どもの頃にテレビ番組で見た大工の姿に憧れて以来、その道に進むことを決意する。学業修了後は建築会社に就職し、後に本格的な木造大工の技術を学ぶため工務店に転職。20代の若さで独立を果たし、「マサシ工務店」を立ち上げた。現在は木造大工として、顧客の要望を最大限にかなえる施工を手掛けている。

マサシ工務店
住所 〒630-8454
奈良県奈良市杏町115
URL http://www.msc-masashikoumuten.com/

奈良市を中心に、リフォーム業を手掛けているマサシ工務店。10代から大工として歩んできた代表の茨木氏は、その経験に裏付けられた提案力で、顧客の理想を具現化する施工を実現している。若き職人が掲げるビジョンとは何か。元ボクシング世界王者の西岡利晃さんが話を伺った。


睡眠時間を削って研磨に励む

西岡 まずは、茨木代表のこれまでの歩みからお聞かせ頂けますか?

茨木 私がこの世界に興味を持ったのは、子どもの頃でした。たまたま見たテレビ番組で、大工を取り上げており、自分の顔が映るほど美しい木の削り方に衝撃を受けたんです。もともと負けず嫌いな性格だった私は、「大人になったら誰よりも優れた大工になりたい」と決意。それから、一流大工の夢を追い求め、10代で業界に入りました。

西岡 お若いうちからしっかりとビジョンをお持ちだったのですね。そこから独立に至るまでの経緯については?

茨木 最初にお世話になったのは、輸入住宅をツーバイフォー工法で建てる建築会社で、仕事自体はとても楽しくて、木の組み方も大変勉強になりました。しかし、次第に自分が考えていた大工の仕事との違和感を覚えるようになったのです。私はすでに結婚しておりましたが、妊娠中だった妻も私の思いを受け入れてくれたので、4年間ほど勤めたその会社を辞め、今度は木造大工の工務店に入って改めて修業を始めたのです。そこからの私は、「2年で一人前になってみせる」と、帰宅後もノミやカンナを研いだり、翌日の段取りを考えたりするなど、まさに寝食を忘れて技術の習得に努めてきました。その甲斐もあって、2年後に独立を果たすことができたのです。

西岡 かつて私自身も、厳しい練習の日々を乗り越えることでプロボクサーとしての栄冠を勝ち取ってきました。ですから、代表のバイタリティーにはとても共感できます。実際に独立されてみて、いかがでしたか?

茨木 一般的に大工と聞くと、年配の方のイメージがあり、「こんなに若い大工で、大丈夫なのか」と心配していらっしゃるお客様もいました。その印象を覆すには、技術を見て頂くしかありません。木の継ぎ目に髪の毛1本分の隙間が空いただけで、親方に叱られてきた中で培った確かな技術で、一つひとつしっかりと結果を残し、徐々に口コミで評判が広がっていきました。もちろん、ここまでこられたのは私だけの力ではなく、苦しいときにも支えてくれた周囲の存在があってこそですから、本当に感謝しています。

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