インタビュー

卸・販売

念入りな調査と試飲で商品リスト化

西岡 実際に日本で販売を始められてみて、反響はいかがでしたか?

土居 やはり最初は商品がいまいち浸透していないこともあって、導入して頂くまでにかなり丁寧な説明が必要でした。それでも、地道に地元のバーを一軒一軒回っていき、ようやく50店舗ほどの導入実績をつくれたところで、少しずつ酒販店様でも取り扱って頂けるようになりました。
 現在はデリバリーなどをお任せできるようになったため、各酒販店様の営業マンの方が当社のスピリッツやリキュールを販売しやすくなるよう、ブランディング活動に注力しているところです。

西岡 では、これから徐々に日本でも普及が進んでいくということですね。実際に御社が取り扱っていらっしゃる商品についても、詳しくご説明して頂けますでしょうか?

土居 もちろんです。やはり主力となっているのは「コカレロ」で、それをよりスパイシーにアレンジした「コカレロ・ネグロ」と合わせて2つのブランドで展開しています。また他にも、イタリアのアマルフィ産レモンとトスカーナ産ジュニパーを用いて製造した「マルフィ・ジン」、ウォッカ発祥の地と言われるポーランドで生産され、2017年のベストウォッカにも選ばれている「ウォトカ・ウォッカ」などさまざま。当社で扱っているこれらの商品は、私たちが売り方や原料などを調べ、実際に飲んでみた上で、「絶対に自信を持って勧められる」と思ったものだけを揃えました。

カクテルブーム再来を見据えて

西岡 そうしてそれぞれのお酒の製造背景を伺っていると、スピリッツやリキュールの奥深さが感じられます。

土居 おっしゃる通りで、そのお酒が持っているストーリーを踏まえてつくられたカクテルというのは、本当においしく、味わい深いものになります。特に、そうした知識に精通しているバーテンダーがクリエイティビティを発揮するカクテルならなおさらです。せっかく外でお酒を飲むなら、味はもちろんのこと、ストーリーにも感動できる一品を楽しんでほしいという思いがありますからね。そのためにも、自分たちで食事会を催す際にカクテルをつくって飲むことで、その感動をより具体的に伝えられるよう日々努力を欠かしません。

西岡 それは素晴らしい。取締役の周知活動が実を結めば、やがては一大カクテルブームへとつながっていきそうです。

土居 はい。それが私が思い描いてる夢です。今の世の中には、少しだけ“彩”が足りないと思います。そこに、私自らが体感した感動や経験を多くの方へ伝えることで、社会の彩りを増幅させていく。そんな華やかな時代を築けるよう、今後も精進してまいります。

GUEST COMMENT

西岡 利晃

お若い頃から単身、海外で事業を立ち上げられ、数々の苦労を積んでこられた土居取締役。お話を伺っていると、それこそカクテルの背景にあるストーリーのように奥深い人生を歩んでこられたことが感じられ、それが現在の落ち着きや懐の深さを醸成しているのだと感じました。ぜひ、その唯一無二の経験を生かし、カクテルブームを再来させてください!

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