インタビュー

卸・販売

アイデイ商事 株式会社

1933年にネジ製造会社として祖父が創業したアイデイ商事(株)の3代目として生まれる。学業修了後は商社に勤め、2003年から香港へ渡航。2009年よりワインやスピリッツなどの酒類販売業に本格的に着手する。そこで出会った「コカレロ」をはじめとするプレミアムスピリッツを日本でも普及したいという思いが芽生え、2013年に帰国。地元のバーから地道に販路を拡大していき、現在は多種多様なスピリッツ・リキュールのブランディングを手掛けている。

アイデイ商事 株式会社
住所 〒530-0001
大阪府大阪市北区梅田1-1-3
大阪駅前第3ビル 1011
URL https://id-shoji.com/

大阪市を拠点に海外スピリッツ・リキュールの輸入販売を手掛けるアイデイ商事(株)。事業の中核を担う土居取締役は、香港でカクテルの真髄を学び、日本で再びカクテルブームを起こすべく奮闘している。同氏の理念に、元ボクシング世界王者の西岡利晃さんが迫った。


本物を自らの足で広め続けて

西岡 こちらでは、日本でなかなか見掛けないような珍しい海外のお酒の輸入販売を手掛けていらっしゃるそうですね。まずは、土居取締役のこれまでの歩みからお聞かせ頂けますでしょうか?

土居 私は老舗企業の3代目として生まれたこともあり、「30歳までには起業しよう」という漠然とした思いを抱いていまして。香港で商社の社員として、ヨーロッパ市場をターゲットにしたブランド品の生地販売に携わっていました。そして29歳を迎えたタイミングで独立したのですが、当時は将来の指針を明確に持っておらず、知り合いに仕事を紹介してもらっては、なんとか生地販売で生活する日々が続いていって・・・。

西岡 お若いうちに苦労を積んでこられたのですね。そこから、現在に至るまでの経緯というのは?

土居 ある時、友人がお土産に持ってきてくれた赤のスパークリングワインがとてもおいしくて、衝撃を受けたんです。当時、香港は空前のワインブームだったのですが、赤ワインのブドウ品種によるスパークリングはまだ知られていなかったので、「これなら売れる」と確信しまして。ワイナリーに直接交渉へ赴き、そこから酒類販売事業がスタートしました。ノウハウはありませんでしたが、少しずつ販路を拡大していくうちに、スピリッツやリキュールを取り扱うサプライヤーの方と知り合うことができ、それで一気に有名ホテル様にも商材を卸せるようになっていったんです。とは言え、人を雇い入れる余裕はなかったので、営業から販売、配達、集金まで、全て私1人でやっていましたよ。

西岡 それはすごい。事業に懸ける強いお気持ちがなければ、そこまで突き進むことはできなかったと思います。

土居 そうですね。先行きが見えないつらい時期も、「絶対にやってやるんだ」という気持ちだけは持ち続けていました。そうして、卸し先のホテル様を通じて富裕層の方たちにプレミアムスピリッツの魅力を伝えられるようになると、今度は「より多くの方に気軽に楽しんでもらいたい」という思いも芽生えるようになって。そんなときに出会ったのが、コカの葉など十数種類のハーブをブレンドして製造されたリキュール「コカレロ」でした。香港ではすぐに販路を確立させ、「文化成熟度が高い日本ならもっと人気になる」と確信した私は、帰国して国内販売を開始したというわけです。

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