インタビュー

建築

束原工業

学生時代は美容師を志し専門学校へ通うも、より自分に合った仕事を探したいという気持ちが次第に強くなり、18歳のときに防水工事の世界へ入る。現場で奮闘する中で同年代の職人の活躍に触発され、自らも技術を極めることを決意。持ち前の負けん気を発揮して短期間で一人前の技術を身に付け、2018年8月には「束原工業」を立ち上げ、独立を果たした。

束原工業
住所 〒125-0031
東京都葛飾区西水元3-2-9 203
URL https://tsukahara-kg.com/

東京都に拠点を置き、関東一円での防水工事に対応している束原工業。代表の束原氏は現場で輝く同年代の職人に刺激を受け、「負けたくない」という一心で技術を磨いてきた。先を見据える同氏の思いに、元ボクシング世界王者の内山高志さんが迫った。


同世代の活躍に触発され前進

内山 束原代表は、23歳という若さで独立されたそうですね。まずは、これまでの道のりからお聞かせ頂けますか?

束原 私はもともと、美容師を目指して専門学校へ通っていたのですが、学んでいくうちに「思ったより自分に合っていないな」と感じるようになってしまって。それで、何か自分に合った仕事を見つけようと模索する中で、防水工事業に出会ったんです。

内山 美容業界と建設業界は、全く畑の違う世界ですよね。未経験でいきなり現場に飛び込まれて、最初は苦労されたのではないですか?

束原 はい。初めて現場へ行ったときは本当に右も左も分からず、何もできないまま親方に叱られてばかりでした。しかし、職人になって半年ほど経ったある日、大規模な現場で自分と同い年の若い職人が何人もの年上の職人たちを仕切っているのを目の当たりにして。その瞬間に、「このままでは駄目だ。この人を抜かすくらいにならなければ」という自分の中の闘争心に火がつき、この道を極めていく決意が固まったんです。

内山 それは良いエピソードですね。私も現役時代、同世代の選手には負けたくないという気持ちでトレーニングに励んでいたので、とても共感できます。

束原 それからは、現場に出ている先輩たちに頭を下げて技術を教えて頂いたり、講習会に積極的に参加したりして、とにかくがむしゃらに勉強を続けました。そして、5年を掛けて一人前になることができたため、独立して当社を立ち上げた次第です。
 開業して間もないですが、地道につながりを増やしていった結果、「ずっと一緒に仕事をしたい」と言ってくださる協力業者様も多くなり、順調なスタートを切れたと思っています。

気候も考慮する熟練の防水工事

内山 現在は、具体的にどのような現場を手掛けていらっしゃるのでしょう。

束原 当社ではビルやマンションなどの大型建築物を中心に、新築・改修を問わず幅広い現場で防水工事を手掛けています。ウレタン防水工事、シーリング工事、樹脂注入工事といったさまざまな工種に対応し、私はその中でも特に、あらゆる形状の場所で柔軟な施工ができるウレタン防水工事を得意としているんです。

内山 なるほど、防水のことなら何でもお任せできる専門家なのですね。建物にとって、屋上や階段部分の防水は必要不可欠だと思いますし、その分むらのない熟練の技術が求められそうです。

束原 はい。丁寧に施工していくことはもちろん、その日の天候や気温、湿度によって塗膜の分量も調節する必要があるため、本当に奥が深い仕事だと思っています。夏は暑く、冬は寒く、大変な思いをすることも多いですが、私はそれ以上にこの仕事を極めていくことの楽しさを感じながら現場に臨んでいますよ。技術研鑚に終わりはありませんから、今でもかつて親方に教わったことを参考にしながら、より良く施工できる方法を自分なりに模索し続けているんです。

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