インタビュー

製造・技術

株式会社 IRODORI・Factory

学業修了後は店舗設計会社に入り、店舗の設計・デザイン・施工に携わる。その後、自動車部品の加工を手掛ける製造会社に移り、15年ほど勤務。その中で「自分の力で事業を手掛けたい」という思いが芽生え、道を模索する中で光触媒を用いた繊維開発事業にたどり着く。協力業者とも地道に関係を築き、2016年、(株)IRODORI・Factoryを設立した。

株式会社 IRODORI・Factory
住所 〒252-0131
神奈川県相模原市緑区西橋本5-4-21
株式会社さがみはら産業創造センターDesk10
URL https://irodori-f.jp/

神奈川県相模原市に拠点を置き、光触媒を含有した特殊な繊維製品の開発を手掛けている(株)IRODORI・Factory。抗菌・消臭効果を持つ繊維で衣服や寝具をつくり、人々の暮らしをより快適にしようと試行錯誤を繰り返す坂内社長の思いに、タレントの矢部みほさんが迫った。


子どものために新たなチャレンジを

矢部 こちらは繊維の開発を主事業としていらっしゃる会社だと伺いました。坂内社長は、独立前から繊維関係のお仕事をしていらっしゃったのですか?

坂内 いえ。実は全く畑違いの世界におり、これまでは店舗の設計・デザインや、自動車部品の加工などの仕事に携わってきました。しかし、次第に同じ作業を淡々とこなすだけの生活に物足りなさを感じるようになって。自分の力で何か新しいことにチャレンジできないかと模索していた折に、知人から紹介されたのが光触媒の素材だったんです。その後、詳しく調べてみたところ、この素材を繊維にしたら世の中の役に立ちそうだと思えたことから、繊維事業を立ち上げました。

矢部 安定した仕事から離れて起業されることに、不安はなかったのですか?

坂内 ええ。不安よりは、楽しみのほうが大きかったですね。それでも、やはり最初の1年は繊維開発に協力してくれる業者を探すのに苦労しました。ただ、こちらから根気強くアプローチを続けた結果、小規模からでも開発を手伝ってくださる業者と巡り会うことができて。その意味では、人との縁に本当に恵まれたと思います。
 また、光触媒には、ウイルスや花粉などの人間にとって有害な物質を分解する力があるんです。そして、実は私の3人の子どもが幼いうちからみんな花粉症で苦しんでいて、花粉が飛来する季節になると、夜も眠れないほどつらい思いをしていまして・・・。その姿を見て、「何とかしてあげたい」という思いをずっと抱いてきたことから、この素材に出会い、「これを繊維にするしかない」と心を決めました。

多機能性が魅力の光触媒物質を応用

矢部 お子さんたちへの深い愛情から、大きな決断をされたのですね。では、改めて御社の事業内容について詳しくお聞かせください。

坂内 主軸となるのは、光触媒物質を応用した製品開発を手掛ける抗菌殺菌繊維事業です。加えて、衣類や食器、雑貨などの日本全国にある魅力的な商品をECショップで販売する、EC事業も行っています。

矢部 光触媒という言葉自体は最近よく耳にしますが、実際にはどういったものなのでしょうか?

坂内 光触媒とは、光を吸収して化学反応を促進させる物質であり、光エネルギーさえあればどこでも機能するものです。中でも、当社では「PLATiO」という光触媒物質を含有した繊維の開発を手掛けています。この物質を衣類や寝具、マスクなどに組み込むことで、花粉症をはじめ、インフルエンザなどのウイルス感染によって起こるさまざまな病気から、皆様をお守りすることができるのです。また、消臭効果があるのも光触媒の特長。例えば災害時など、長時間洗濯ができないときでも、光触媒物質を含有する衣服であれば、光を当てることで消臭・殺菌できるんですよ。そうした防災方面の製品開発にも、これから力を入れていきたいと思っています。

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