インタビュー

医療・福祉

Rutile of heart

代表 松田 洋一
学業修了後は大手卸売会社に入社し、防衛医科大学校病院での勤務を経て医療・健康業界に興味を抱く。アメリカの先進的な遺伝子関連の商品を日本でも認知・普及させるべく独立を決意し、「Rutile of heart」を設立。現在は医療機関と連携して新薬開発の臨床試験者を集める「Dr.サポーターズ」など、複数の事業を運営している。

Lifestyleプロデューサー 松田 明子
洋一氏の妻として家庭を縁の下で支える日々を過ごす。独立願望を抱いた夫を後押しし、自身も「Rutile of heart」の事業に参画。夫婦二人三脚で事業運営に携わっている。

Rutile of heart
住所 〒352-0004
埼玉県新座市大和田1-13-2 109
URL http://dr-supporters.chu.jp/rutile/
[Dr.サポーターズ]
http://dr-supporters.chu.jp/

少子高齢化社会の加速に伴い、重要性を増す医療・健康業界。その中で人々の健康寿命を伸ばし、ニュートリゲノミクス(遺伝子栄養学)でバイオハック(人生を向上)することに注力しているのが「Rutile of heart」だ。人とのつながりを重視する両氏の思いをインタビュー。


最先端の遺伝子関連商品を日本へ

大路 こちらは医療・健康業界を中心に幅広く事業展開していらっしゃる会社だそうですね。松田代表は、もともとどのようなお仕事をされていたのですか?

松田(洋) 前職は卸売業の会社に勤めていました。そこで病院部門に配属され、病院内で数多くの医療機器を取り扱ううちに、自然と医療の知識が身に付いていったのです。中でも印象的だったのは、医療品も設備もアメリカ製のものが多く使われているということ。興味を持って調べていくと、アメリカでは特に遺伝子栄養学など、遺伝子関連の研究が進んでいることを知りまして。それならば、遺伝子に良い作用をもたらす健康食品などを取り寄せ、一般向けに販売しようと考えました。それが、起業を決意したきっかけです。独立に際しては、妻の後押しも大きかったんですよ。

松田(明) 周囲からは安定した職から離れることを心配されましたが、私は「一度きりの人生ならチャレンジしたほうが楽しいはず」と思い、背中を押しました。現在まで二人三脚で歩んできて、やって良かったと確信しています。

大路 一番近くで支えてくださる方の応援は励みになりますね。とはいえ、専門性が高い業界でご苦労もあったことと思います。滑り出しはいかがでしたか?

松田(洋) 経営に加え、自ら動いて仕事を取ってくることも初めてで、起業してから実践の中で一つひとつ学んでいきました。また、遺伝子分野は当時の日本では認知度が低く、実際に対面で説明してご理解頂く必要があったため、その点も大変でしたね。それでも、会社員の頃から抱いていた独立願望をかなえられたという充実感のほうが勝っていました。

治験を促進するコーディネーター

大路 現在では事業の幅を広げていらっしゃるそうですが、そちらについても詳しくお聞かせ頂けますか?

松田(洋) 当社が新たに力を入れているのが、医療機関と連携して臨床試験の被験者を募る「Dr.サポーターズ」というサービスの運営です。医療の進歩に伴い、新薬も次々と生み出されますが、それを現場に導入するためには試験と検証を繰り返す必要があります。その作業に協力してくださる方を年齢や性別ごとに募集し、条件が合致する試験とマッチングするのが当サービスの役目なのです。

松田(明) 被験者の方は内臓や血液の状態を含め、真に健康体でなければなりません。そのため被験を希望される方には、私たちから健康管理のアドバイスをさせて頂きます。そして、無事に被験者になるための条件をクリアされた方は、試験中の数日間にわたって規則正しい生活を送ることになるため、より一層の健康体を手に入れることができるんです。

大路 医薬品の開発に貢献しつつ、自分自身も健康になれるなんて、被験者の方にとってはまさに一石二鳥ですね。

松田(洋) 加えて、臨床試験中は拘束時間が発生しますから、被験者の方には当然、その分の報酬も支払われます。私は人が幸せになるには、「人・健康・お金・時間・心美」の5つが必要だと思っていまして、この事業がそれらの要素を1つでも多く満たしてくれれば理想的です。

松田(明) また、人とのつながりという意味で地域のコミュニティーづくりにも貢献できればと、事業とは別に吹き矢教室も定期的に開催しています。地元の高齢者の方を中心に、口コミで参加者が増え続けているんですよ。吹き矢は自然に腹式呼吸ができて健康づくりにもつながりますし、何より皆さんでコミュニケーションを取りながら楽しめるので、心まで元気になって頂けるんです。

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