インタビュー

建築

株式会社 佐藤興業

10代から建設業界に入り、内装工事や斫り工事などさまざまな現場で経験を積む。24歳で個人事業主として独立し、それまでに築いた人脈を生かして業容と活動範囲を拡大。2010年に(株)佐藤興業として法人化を果たした。現在は東北をはじめ、関東や東海地方の解体工事、内装工事、とび工事などを幅広く手掛けている。

株式会社 佐藤興業
住所 [本社]〒981-1524
宮城県角田市岡字雑魚橋71-1
[船岡営業所]〒989-1613
宮城県柴田郡柴田町大字下名生字旭川76-1
URL http://satou-kougyou.jp/

宮城県を拠点に、関東・東海地方など広いフィールドで建設工事を手掛ける(株)佐藤興業。チームを率いる佐藤社長は現場こそが一番の営業機会と考え、技術はもちろん現場や重機の美しさにもこだわる。独自の経営哲学に、元ボクシング世界王者の畑山隆則さんが迫った。


高みを目指して法人化を決意

畑山 こちらは建設工事全般を手掛ける会社だと伺いました。まずは、佐藤社長のこれまでの歩みをお聞かせください。

佐藤 私は学業を終えるとすぐに建設業界に入り、現場叩き上げで技術を磨いてきました。そして24歳で個人事業主になり、さまざまな経営者の方たちとお会いする機会も増えていって。多くの現場を手伝いながら、それぞれの良い部分、課題点などが見えるようになりました。その中で、「自分はもっと上へ行きたい」という思いが強くなっていったんです。

畑山 お若い頃からしっかりと経験を積んでこられたのですね。法人化のタイミングはいつだったのでしょう。

佐藤 より広く、大きな案件を受けるために、2010年に法人化をしました。しかし、その翌年に東日本大震災が起こってしまい・・・。復興作業に追われ、協力業者の方とも人材の工面をし合いながら必死に働きました。ただ、もともと人と人とのつながりをつくるのは得意で、県内外問わず、それまでに多くの人脈を築いていたんです。そのため、当時は関東圏などからも仕事の紹介を頂き、本当に全国各地を駆け回っていましたね。会社としては、しっかり成長することができた時期だったと思います。

畑山 そこから数年が経ちますが、現在の手応えはいかがですか?

佐藤 復興作業が一段落し、実は業界全体としてはやや下降気味なのですが、その中でも当社は安定して成長を続けられているので良い手応えを感じています。これからも地に足を付けて、安定した環境をつくっていくつもりです。

見られる意識が良い仕事を生む

畑山 現在は、どのような現場を多く請け負っていらっしゃるのですか?

佐藤 当社では、とび工事、土木工事、斫り工事、解体工事など、幅広い工種に対応しています。その中でも特に力を入れているのが、解体工事・内装解体工事です。社内で20台以上の重機を保有し、これまでにも工場や校舎、プラント、橋げたなど多種多様な構造物の解体を手掛けてきました。

畑山 自社で20台というのはすごいですね!まさに解体工事のプロフェッショナルといったところでしょうか。

佐藤 ありがとうございます。当社が重機をリースで済ませないのは、「佐藤興業」という名前の入った自社の重機を使うことで、お客様や通り掛かった方が見たときに、一目でどこの会社か分かるようにしたいから。そのため、同様に制服にも社名を入れています。そして、従業員には「現場も営業」と伝えていまして──つまり、常に周囲から見られているという意識を持って丁寧な仕事を手掛けることで、お客様に「これだけしっかりした仕事をする業者なら安心だ」と思って頂きたいのです。

畑山 なるほど。次の依頼につながるように現場の質を保たれているのですね。

佐藤 おっしゃる通りです。そのため、現場においては見た目の美しさにもこだわっています。例えば、重機は日々のメンテナンスを怠らないのはもちろん、土足禁止を徹底し、泥などで汚れないようにしているんですよ。そうして、細かなところまで配慮してきたことで、結果的に大きな事故もなく仕事を続けられているのだと思いますね。

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