インタビュー

製造・技術

株式会社 AN

結婚を機に20歳で独立し、夫と共に人材派遣業界で起業。派遣先の弱電会社でフィルムの検品に携わったことがきっかけで業容を切り替え、約10年間にわたってフィルム検品を手掛ける。その後、事業の柱を増やすべくアパレル業界へ進出し、2012年に衣類の検品を専門に手掛ける(株)ANを設立した。

株式会社 AN
住所 〒300-2445
茨城県つくばみらい市小絹699-1
URL http://www.an-ltd.com/

コート・シャツ・パンツなどの衣類が店頭に並ぶ前に、痛みや汚れ、欠損がないかどうかをチェックする「アパレル検品」を手掛けている(株)AN。「仕事があることに感謝し、依頼は決して断らない」という佐藤社長の経営理念について、俳優の宍戸開さんが話を伺った。


検品の確かな眼を持って起業

宍戸 御社は衣類の検品を専門に手掛けていらっしゃるそうですね。佐藤社長は、もともとアパレル業界でお仕事をされていたのでしょうか?

佐藤 いえ、私はかつて弱電業界で夫と共に会社を手掛け、フィルムの検品に携わっていました。当時は1日に数万単位のフィルムを検品し、穴が開いていないか、気泡がないかを目視で確認していたんです。そこで10年以上かけて、検品の眼を養ってきました。

宍戸 なるほど。そのご経験を生かし、アパレル業界へ進出されたと。

佐藤 そうですね。弱電業界は好不況の波がある業界ですから、安定して事業を続けるためにはもう1つ柱が必要だと考えたのです。そこで、2012年に当社を立ち上げるに至りました。服飾に関する知識は一から学ばなければなりませんでしたが、検品の技術に関しては、「フィルムの検品ができる眼を持っていればどんな検品にも対応できる」という自信を持っていたので、迷うことなく突き進んでこられたと思います。

宍戸 「AN(あん)」という社名も特徴的ですてきですよね。こちらにはどういった意味が込められているのですか?

佐藤 これは以前、弱電業界にいた時に取引先の方から掛けて頂いた、「佐藤はこの仕事については“あ”と言えば“ん”のことまで全て分かるよな」という言葉に由来しているんです。この“あ”と“ん”は、もちろん50音の始まりと終わりを意味していまして。アパレル業界のことについても、“あ”から“ん”まで網羅できる人間になるとともに、そうした会社をつくりたいと思い、アルファベット表記で「AN」という社名にしました。

検品と加工で良品を増やす

宍戸 思い入れのある社名なのですね。ところで、私は衣類の検品専門の会社があることを初めて知りました。具体的な業務内容について詳しく伺えますか?

佐藤 当社では、シャツやコート、パンツなどはもちろん、帽子やカバン、靴まで、衣類であればどんなものでも検品しています。最近は、日本で売られている衣類のほとんどが海外で製造されているため、現地で検品された製品を、改めて国内基準で検品する必要があるんです。当社はそのポジションを担い、韓国や中国、インドなどから送られてくる衣類を主にチェックしています。

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