祖母の葬儀をきっかけに、製薬メーカーの営業職から葬祭業界へ転身。「いなば葬祭」として独立を果たした現在は、故人、遺族の両者に寄り添うことを大切にしており、遺族の立場に立った温かな葬儀の提案を行っている。今後は茨城県南部にも出店を予定している。
いなば葬祭 | |
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住所 | 〒303-0031 茨城県常総市水海道山田町4794-1 |
URL | http://inaba-sousai.jp/ |
時東 稲葉代表が葬祭業に携わるようになったきっかけというのは?
稲葉 私はもともと製薬メーカーの営業職を務めていました。しかし、祖母が亡くなった際に、初めて親族の葬儀を経験し、葬儀社主導の式に疑問を覚えたんです。一方で、人に感謝される素晴らしい仕事であるとも感じ、自分でも挑戦してみようと、会社を辞めて葬祭業界に飛び込みました。そして独立し、「いなば葬祭」を立ち上げたのです。
時東 全く異なる業界にいらしたのですね。では、現在手掛ける葬儀について、詳しくお聞かせください。
稲葉 当社では、故人様のご自宅での葬儀を中心に手掛けています。ホールなどで葬儀をされる方も多いですが、ご自宅だからこそできる、心温まる式を執り行わせて頂きたいと思っているんです。そのため当社では、祭壇の生花にもご遺族様のご意見を反映しています。葬儀のときに使用する生花は菊のイメージが強いですが、実は特別な理由はありません。ですから、「もっと色のある、華やかなお花を飾ってはいかがでしょうか」とご提案し、その故人様らしい葬儀をしてさしあげたいと考えているんです。
時東 故人や遺族の意向を柔軟に取り入れて頂けるのは嬉しいですね。また、お仕事の中で心掛けていることはございますか?
稲葉 隅々まで配慮をさせて頂くことですね。例えば、ご遺体を安置するときには、ドライアイスを正しい位置に置いてさしあげます。そうすることで保冷効果が高まり、お体をしっかりお守りすることができるんですよ。
また悲しみにくれているご遺族様に対しては、親身に寄り添うように努めています。セレモニーを無事に終えることももちろん重要ですが、病院でご遺体を霊柩車に乗せてご自宅まで移動する間のお時間も大切にしていて─、ご遺族様の故人様への思いにしっかり耳を傾けているんです。そのために遠回りして帰ることもあるのですが、ご遺族様に「話せてすっきりしました」と感謝して頂けると、強くやりがいを感じますね。他にも当社では、ご要望に応じて死亡届などの書類の作成・提出の代行や、四十九日法要の段取りといった葬儀後のサポートも行っています。
時東 ご遺族様にとって大変な時だからこそ、代表のように真摯に向き合ってくださる存在は心強いでしょうね。
稲葉 ありがとうございます。私は“後悔のないご葬儀、心からのご供養を”という当社のモットーを胸に、自分の仕事に自信と誇りを持って葬祭業に取り組んできました。
今後は支店展開も予定していますので、これまで同様に確かなサービスを心掛け、さらにたくさんのお客様に満足して頂けるよう葬祭業に取り組んでまいります。

GUEST COMMENT
時東 あみ
「絶対に失敗の許されない仕事ですから、細かな部分まで誠実に対応するのは当たり前。常に緊張感を持って葬儀に取り組んでいます」と稲葉代表。ご遺族のお気持ちに配慮し、要望にも柔軟に応じてくださる代表の姿勢に感銘を受けました。いなば葬祭さんでなら、きっと心温まる葬儀をして頂けることでしょうね。