インタビュー

建築

アサヒ建工 株式会社

学業修了後は、防水工事を手掛けていた父の影響もあり、自らも職人の世界に入り、若くして1人親方として独立を果たす。30歳で大病を患った経験をきっかけに身を落ち着けようと考え、アサヒ建工(株)に入社。その後、先代から急遽経営を引き継ぐことになるも、職人時代の人脈を生かしながら着実に業容を拡大し、埼玉県を代表する建設会社へと成長させている。

アサヒ建工 株式会社
住所 〒366-0052
埼玉県深谷市上柴町西2-13-10
URL http://asahi-kenkou.com/

埼玉県深谷市にて、約半世紀にわたって建設工事業を営むアサヒ建工(株)。3代目社長を務める田代氏は、現場叩き上げの技術と知識をもって、職人の思いを汲んだ経営を重んじる。その理念の根底にある感謝の気持ちと、将来のビジョンに、女優の吉井怜さんが迫った。


巡り合わせで社長に就任

吉井 田代社長は、長く建設業界に身を置いていらっしゃるそうですね。まずは、こちらの会社の社長に就任されるまでの歩みからお聞かせください。

田代 私は10代で職人の世界に足を踏み入れ、そのまま1人親方として独立してからは、ずっと防水工事の仕事を手掛けていました。しかし、30歳の時に心筋梗塞で倒れてしまって。何とか一命は取り留められたものの、家庭も持っていましたし、身を落ち着けられる場所を見つけようと考え、それまで下請けとして仕事を頂いていた当社に入社することになったんです。

吉井 なるほど、ご自身の中で大きな転機があったのですね。入社されてからは、順調に昇進されていったのですか?

田代 そういうわけではなくて・・・。実は私が入社してしばらく経った頃、2代目の社長が大病を患ってしまったんです。療養に努めるために社長を辞任し、創業者である会長が一時的に復帰したのですが、年齢的にも厳しく─それで、「田代に任せたい」という言葉を頂き、私が3代目社長として就任することになりました。

吉井 会社の存続のために、職人から社長業に挑戦されたのですね。とは言え、急に社内での立場が変わられて、当時は苦労されることも多かったのではないでしょうか。

田代 ええ。それまでは現場一筋で働いてきたので、経営者としては慣れない部分はもちろんありましたし、歴史ある会社を引き継ぐことへのプレッシャーも感じていました。しかし、職人としての人脈はしっかり築き上げられていたので、周囲の協力を得ながら、なんとか事業を回していくことができたんです。また、先代たちが全国規模の建設関係の組合に所属するなど、しっかりと基盤をつくってくれていたのも大きかったですね。本当に、先代や、苦しい時期を支えてくれた家族には感謝しています。

職人の気持ちを汲んだ現場づくりを

吉井 現在は、どういった施工依頼を受けていらっしゃるのですか?

田代 当社では、ベランダや屋上の防水工事をメインに、シーリング工事、足場工事、外壁塗装・補修工事、大規模修繕工事など、建設工事全般にわたり幅広く請け負っており、年間300件以上の現場に携わっています。私自身、今でもほとんどの現場に赴き、職人と密にコミュニケーションを取りながら、お客様の理想を形にできるように努めているんです。

吉井 社長が自ら現場に出向かれていらっしゃるというのは、お客様としては安心感がありますし、職人さんたちのモチベーションも上がりそうです。

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