高校卒業と同時に社会に出るも、理想とのギャップを感じドロップアウト。希望を見いだせずに道に迷っていたところ、かつての恩師に激励されたことがきっかけで社会復帰を果たす。その後は父が経営する会社での勤務を経て独立し、2013年、総合設備工事を手掛ける（株）マイライフを設立。さらに2018年、人々に夢や希望を与えるための場所として、コミュニティースペース「officeゆめにてぃ」を開設した。

株式会社 マイライフ
住所	〒467-0837 愛知県名古屋市瑞穂区花目町1-6-2 花目マンション102
officeゆめにてぃ
住所	〒456-0002 愛知県名古屋市熱田区金山町1-19-13 川島ビル4F
URL	https://www.dreamloveheart.online/

愛知県名古屋市を拠点に総合設備工事業を手掛ける（株）マイライフ。代表取締役を務める辻氏は、かつて自らを救ってくれた「愛」の重要性を説き、セミナー講師としても活動している。同氏の語る愛の真髄とは何か、タレントの水野裕子さんが迫った。

愛に救われ、人生を立て直す

水野　辻社長は、「愛」をモットーに事業展開をしていらっしゃるそうですね！オフィスの壁にも大きく愛の文字が書かれていて圧倒されます。現在に至るまでには、どんな経緯があったのでしょう？

辻　私は10代で社会に出たのですが、そこで出会った社会人の行動や考え方が、自分がイメージしていた姿とはあまりにもかけ離れていて･･･。失望感とともに、あっという間に会社を辞めてしまったんです。それからは世の中に希望を持てずに、ふらふらと道に迷い続ける日々が続きました。

水野　そこからどのようにして立ち直られたのですか？

辻　23歳の時、友人の結婚式で中学校時代にお世話になった恩師に再会しまして。その方が、当時の荒んでいた私に叱咤激励の声を掛けてくださり、それをきっかけに再起を決意したのです。すると、周囲の方々が就職先を斡旋してくれるなど、とても親切にしてくださって──。「何もないはずの私に、なぜこんなに愛情を掛けてくれるんだろう」と思うとともに、「愛」というものに深く興味を抱くようになりました。
　そして、ご紹介で電気工事の仕事に就いて経験を積んだ後、父が経営する会社に入社。自らの経験を生かして社内で総合設備事業を立ち上げ、結果を残したことから、（株）マイライフとして独立に至ったという流れです。

顧客満足度120パーセントを目指して

水野　社長はお若い頃から、「愛」について考え続けてこられたのですね。

辻　ええ。現在は、新築住宅やリフォーム住宅、店舗などの電気・排水・空調工事といった総合設備業を手掛けていますが、その全ての根底に「愛」を置いて業務に励んでいるんです。

水野　具体的には、どんなところに愛を込められているのでしょう。

辻　例えば、マイホームを建てられるお客様は、たくさんの苦労を経て、一生に何度とない大きな買い物をし、夢をかなえられます。その背景までを汲んで仕事をしたら、コンセントの取り付け1つとっても思い入れの度合いが違ってくるはずです。当社は新築だけでも年間200件以上の工事に携わりますが、その一つひとつの現場を、ただ淡々とこなすのではなく、お客様の夢を一緒にかなえさせて頂くという気持ちで臨んでいます。そうして、顧客満足度120パーセントのサービスを目標にしているんですよ。