インタビュー

製造・技術

水野 それだけ製品の幅を広げられるとは、老舗企業ならではの熟練の技術力を感じます。

海江 ありがとうございます。しかし、私は技術が素晴らしいかどうかを決めるのはお客様だと思っています。だからこそ、「もっと良いものがつくれる」と、常に向上心を持って取り組んでいかなければならないのです。

水野 なるほど。決して現状に満足されることはないと。

海江 そうですね。同じプロである以上、同業他社とも品質に大きく差を付けることは難しいでしょう。むしろ私が従業員に伝えているのは、あいさつやマナーといった「人として当たり前のことを当たり前に行う」ことの重要性です。例えば、当社では「1日5個以上ゴミを拾うこと」を社則としており、私自身も率先して取り組んでいます。社会に出て働いている以上、常に人から見られているという意識を持つべきですし、誰に対しても引け目を感じることのない人間性があって初めて、本当に良いものをつくることができるのだと思っているのです。

水野 お話を伺っていると、社長のやるべきことを実直に続けられる姿勢と、それでいて気負わない性格が本当に素晴らしいなと感じます。

海江 私自身、会社の強みは自分のキャラクターだと思っていて(笑)。ですから、そんなふうに言って頂けると嬉しいですね。お客様や協力業者様に対しても、決して背伸びすることなく、自然体で接していきたいと考えています。

人に愛される企業を目指して

水野 社長は柔和な雰囲気ですが、ぶれない軸をお持ちの方だと感じます。創業半世紀にして、まだまだ成長していかれそうで楽しみです!

海江 ありがとうございます。事業に関しては、これまで築き上げてきたものは大切にしつつも、何か新しいアイデアが浮かべば、臆することなく挑戦していこうと考えているんです。そして今後も、一度お付き合いさせて頂いたお客様が離れることがないような、愛される企業を目指してまい進していきます。

新たな分野への挑戦を通じ
さらなる高みへと飛躍を遂げる

1969年創業の(株)松新ステンレス製作所は、飲食業務用の流し台をはじめ、多様なステンレス製品を製造している。創業時から腕を磨く職人も多く、歴史ある技術が引き継がれている一方で、異素材製品や福祉製品の製造など新たな分野にも着手。そうして挑戦を続けることで、さらなる成長を目指している。

GUEST COMMENT

水野 裕子

「人脈のおかげで、自社だけでは対応できない仕事も引き受けられる。本当に人に恵まれている」と語っていらっしゃった海江社長。決して飾ることなく、それでいて仕事への強い情熱を抱いていらっしゃるからこそ、自然と信頼できる仲間が集まってくるのでしょうね。これからも社長らしい独自の経営スタイルを貫き、ぜひ100年企業の礎を築いてください!

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