インタビュー

製造・技術

株式会社 Piezo Sonic

人と共同生活ができるロボットの開発を、幼少期から夢見る。大学在籍時にJAXAとの共同開発で宇宙探査ロボットの製作に携わる中で、超音波モーターと出会う。その共同研究先のメーカーに就職し、約20年にわたって超音波モーターの研究開発に尽力。これまでのノウハウをロボット開発に生かすべく、2017年12月に(株)Piezo Sonicを立ち上げた。

株式会社 Piezo Sonic
住所 〒143-0013
東京都大田区大森南4-6-15 505
URL https://www.piezo-sonic.com/

磁場環境や放射線被ばく下でも正常に駆動する超音波モーターの開発をメインに、その技術を用いた協働ロボットの開発も手掛けている(株)Piezo Sonic。ロボットへの憧れを抱き続ける多田社長の開発に懸ける熱き想いに、女優の吉井怜さんが迫った。


“ロボット博士”に憧れて

吉井 多田社長は、長年モーターメーカーにお勤めだったそうですね。この道に進まれたきっかけというのは?

多田 私は幼少期からロボットアニメに夢中で、「いつか自分は人と共同生活できるロボットをつくりたい」とロボットの開発を行う白衣姿の“ロボット博士”になることを夢見ていたんです。ただ、大学生になってそんな職業はないと気付きまして(笑)。現実の世界では、ロボットはデザインや制御、ソフトウェアなどそれぞれの専門家が集まってつくり上げるのが普通で、全てを把握した1人の人間がつくることはないんですね。

吉井 子どもの頃からの夢が打ち破られたと・・・それは困りましたね。

多田 そんな大学時代に偶然、JAXAと共同で宇宙探査ロボットを開発するプロジェクトに携わることになり、超音波モーターに出会ったんです。これは電圧によって伸縮する圧電セラミックという素材を使って駆動するもので、カメラのオートフォーカスにも使われています。磁石やコイルを使うモーターと違い、MRIなどの磁場環境や原子力発電所など放射線を浴びる環境でも正常に作動する上、軽くて力も強く、何より電気を切っても姿勢を維持できます。「これは人のサポートロボットにも応用できる素晴らしい特性だ」と魅了されました。そこで修士課程、博士課程と進学し、より良い超音波モーターを製品化するために、共同研究先のメーカーに就職したんです。

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