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Challenge+(チャレンジプラス)

注目企業インタビュー

企業と海外を最短距離で結ぶ

鈴木 社長ご自身のキャリアが大きな強みになっているのですね。どういったクライアントさんが多いのでしょうか。

小田切 メーカーや商社、店舗オーナーなど業種は幅広く、ご相談頂く内容も、「自社商品の販路を拡大したい」「海外でレストランを開きたい」「現地法人を設立したい」というようにさまざまです。海外展開は長期的なプロジェクトになりますから、1年、2年という単位で契約させて頂き、その国でどんなことがしたいのか、それをいつまでにどれだけの資金で実現したいのかといったところから、じっくりとお話を伺っていきます。時には、「数ヶ月で結果を出したい」という要望を頂くこともありますが、国内事業を成功させるのにも数年かかることを考えれば、急ぎ過ぎは禁物。きちんと実現可能なプランを立てた上で、適切なコンサルティングや現地同行をさせて頂き、目標までの最適な道筋をご提案できればと考えています。

鈴木 クライアントさんの目的地まで先導してくださると。社長は、まさに海外進出における水先案内人でいらっしゃるのですね。

小田切 ええ。実は当社の社名にも、そうした思いが込められています。「サザンクロス(南十字星)」は、航法技術が確立する以前、船乗りたちが目的地へたどり着くための道標になっていたそうです。当社としましても、クライアント様が海外へ航海される際、道に迷うことなく、安心して最短距離を進んで頂くための、南十字星のような存在になりたい──そういった気持ちで、「サザンクロス」と名付けたのです。

鈴木 企業理念が反映された社名なのですね。人の進む道を照らす存在として、お仕事をされる上で日頃から心掛けていらっしゃることはありますか?

小田切 私が徹底しているのは、決して仕事の愚痴や、他人の悪口を言わないということです。相手を見下したり、逆に過度なリスペクトをしたりせず、同じ目線で共に歩み、いつでも明るく堂々と振る舞うように意識して歩んできました。

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