インタビュー

スペシャリスト

株式会社 サザンクロス

海外志向が強く、学生時代に海外留学を経験。学業修了後は、大手電気機器メーカーや飲料・食品メーカー、総合商社など数社にわたって、米国、インド、韓国、東南アジアといった諸外国に駐在。その中で、海外でのビジネスに苦戦する日本企業の存在を知り、自らのノウハウを提供したいという思いが芽生える。2017年7月7日、企業の海外展開をサポートする(株)サザンクロスを設立した。

株式会社 サザンクロス
住所 〒167-0051
東京都杉並区荻窪4-29-6-803
シェモア荻窪舘
URL http://sc-southerncross.jp/

国内市場の飽和や近隣諸国の経済成長により、企業にとって販路拡大における重要な戦略になりつつある海外展開。言葉や文化の異なる国で、実力を発揮するために必要なものとは──。(株)サザンクロスの小田切社長に、野球評論家の鈴木尚広さんが話を伺った。


海外展開の壁を取り払うために

鈴木 御社は、日本企業の海外進出支援を手掛けていらっしゃるそうですね。まずは、小田切社長が起業された経緯からお聞かせ頂けますか?

小田切 私はもともと海外での仕事に興味がありまして、学生時代の留学を皮切りに、社会に出てからも米国をはじめ、インドや韓国、東南アジア、西南アジア、中東、トルコ、ロシアなど複数の国を渡り歩いてきました。その中で感じたのは、海外に進出した日本の企業や個人が、国内にいた時のような能力を発揮できないケースが非常に多いということ。その主な原因は、言葉の壁や文化、ビジネスルールの違いなどに直面することです。そうした情報や知識を事前に理解し、準備を徹底しておけば、もっとスムーズに仕事ができるようになりますし、豊富な海外駐在経験を持つ私になら、きっとそのお手伝いができるはず。そのように思い至り、当社を立ち上げた次第です。

鈴木 国内でどれだけ成功を収めた企業であっても、初めての海外展開では未知の部分が多いもの。社長のような先人からのアドバイスは、企業側にとって頼もしい限りだと思います。

小田切 ありがとうございます。コンサルティングの世界も野球と同じで、1つのことを極めなければ信頼を得ることはできません。鈴木さんは現役時代、走塁のスペシャリストとして確固たる地位を築き上げられましたよね。私の場合、実際に世界中の国を自らの足で歩き回り、計測器や精密機械、電子部品、食品など多岐にわたる商品を販売してきたという実績が、今の仕事を確かなものにしているんです。口だけではない、実体験に基づくアドバイスができているからこそ、設立当初から多くのお問い合わせを頂けているのだと自負しています。

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