インタビュー

建築

矢部 ホームページにも「あなたの想いをカタチにします」とありましたが、社長は一人ひとりに寄り添うスタイルを大切にされているのですね。

中山 そうですね。実は2017年に不動産の資格を取得し、近いうちに店舗を構える予定です。不動産から建築まで一貫して手掛けることでコストを削減し、お客様の要望にスムーズに対応できる体制を整えたいのです。住宅のことなら何でも相談して頂けるような、入りやすい場所にするのが理想です。

矢部 そういったスタイルの会社は珍しいのでしょうか?

中山 大手を中心に増えてはいますが、基本的に札幌市内の中心部に集中していますね。そこで当社は南区に出店し、地域密着で進めたいと思っています。そして、賃貸住宅のオーナーさんに向けてもアプローチを強化していきたいのです。

矢部 具体的にはどのような提案を?

中山 当社が提案するのは、費用を抑えた「ローコストリノベーション」。空室が多い古いアパートの場合、高い工事費用を掛けてリフォームをすると、採算が取れないリスクがあります。そこで当社では、安価でも工夫次第で、雰囲気をがらっと変えられるリノベーション工事を提案しています。例えば床材を変えるだけで印象は変わりますし、キッチンもシートの貼付や特殊塗装をすることでビンテージの風合いが出るなどおしゃれになるんです。もともとは家賃を下げなければならなかったところを、むしろ家賃を上げても入居契約につながるような空間をご提案できればと思っています。

協力業者と業界に恩を返していく

矢部 リノベーションしたきれいな部屋であれば「住みたい」と思いますし、入居者が決まればオーナーさんも喜ぶ、みんなにメリットがある仕組みですね。

中山 私は当社に関わる皆様方に「良かった・・・」と感じて頂けるお付き合いができればと思っています。それはお客様だけではなく、社員や協力業者さんも含めてです。当社は現在20社以上の協力業者さんと取引がありますが、本当に素晴らしい方ばかりで。当社を妻と2人でスタートさせ、とても大変だった時期も、皆さんに支えて頂いたんです。

矢部 長いお付き合いの業者さんが多いのですね。

中山 ええ。キャリアも私よりベテランの方ばかりですが、「中山君ならいいよ」と若い私を信用してくださって──。業者さんが現場で最高の仕事をし、社員たちがお客様との間をつないでくれて初めて仕事が成り立つのですから、自分の力は本当にわずかなものなんです。そんな皆さんに心から感謝していますし、恩返ししたいと強く思います。
 また、社員にはよく「お客様と良いご縁をつくってほしい」と話しますが、実際にお客様からも「あの人にまたお願いしたい」と言って頂くことが多くて。そうして個々のお付き合いが生まれていることが、私としても嬉しいですね。

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