インタビュー

卸・販売

有限会社 三自楽農園

九州出身。就職を機に上京し、大手企業で金融系のシステムエンジニアとして働く。妻の出産を機に、家族との時間を長く取れるよう36歳で就農。5年ほど研修を積んだ上で2011年に独立を果たす。現在は無農薬有機栽培農家として年間50品目以上の作物を栽培し、主に宅配および千葉ニュータウン中央駅前などで直売している。

有限会社 三自楽農園
住所 〒270-1345
千葉県印西市船尾1169
URL http://sanshiraku.life.coocan.jp/

時東 加藤代表は以前、システムエンジニアとして働いていたと伺っています。

加藤 はい。会社員として朝早くから夜遅くまで働いていたのですが、子どもが生まれたことで「もっと家族と過ごす時間を増やしたい」と思うようになりました。その中で以前から農業に興味があり、始めるなら体が動く今のうちだと考えて、36歳の時に就農することにしたんです。

時東 会社員という安定した環境から転身されるのは、大きな決断だったでしょうね。

加藤 そうですね。その背中を押して、今でも支えてくれている妻には本当に感謝しています。研修で知識やノウハウを身に付けて2011年に独立し、無農薬有機栽培の野菜をつくり始めました。それから試行錯誤を続け、無農薬ながら虫食いもなく「食べておいしい、見て美しい野菜」を安定して栽培できるようになったのはここ数年のこと。今でも品質を上げていくために腕を磨いているところです。そうして育てた野菜は直売でコストを抑えているので、通常の野菜より1~2割増程度の価格で提供できています。

時東 無農薬野菜は高価なイメージがありましたが、それほど手ごろな価格で食べられるのは、私たち消費者からすると嬉しいです。

加藤 ありがとうございます。私がつくった野菜を気に入ってくださった方にお届けできたら十分だと考えていますから、直売の他は宅配販売を手掛ける程度で大きな宣伝はしておりません。それでも、口コミを聞いた方やリピーターの方がいらっしゃっていて、嬉しい限りです。そうしたお客様が「おいしい」と喜んでくださる姿を見ると、農業をしていて本当に良かったと感じます。だからこそ、私も良い野菜をつくり続けていかなければなりませんね。

時東 それでは最後に、今後の展望についてもお聞かせください。

加藤 かつての私のように就農を希望する人を受け入れて研修し、農業の担い手を増やしていきたいです。農業は全て自己責任である一方、何事も自分で決められるという魅力がありますから、自由な生き方をしたい人にぜひ始めてもらいたいと思います。そしていずれは独立してもらい、地域の野菜を提供する人を全国へと広げていくことが理想ですね。東京一極集中化が進む昨今ですが、農業と都市機能が近くで共存できる社会が来ると嬉しいです。

GUEST COMMENT

時東 ぁみ

「お客様の入れ替わりも縁」との言葉通り必要以上に利益を求めずに、安心でおいしい無農薬有機野菜をつくり続けている加藤代表。品質はもちろんですが、そうした誠実なお人柄に惹かれて購入するお客さんも多いのだと思います。代表のような農家さんの野菜を全国で楽しめる未来に期待していますから、担い手の育成も頑張ってくださいね。

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