インタビュー

医療・福祉

ぱんだ鍼灸院

大阪府出身。飲食チェーンの現場を10年ほど経験した後、エリアマネジャとして店舗運営のサポートに10年以上携わる。長く抱える腰痛が悪化したことを機に、転職を決意。模索の末に鍼灸師の道を目指し、鍼灸師の専門学校や治療院で修業を重ねる。2017年5月に独立し、「ぱんだ鍼灸院」を開いた。

ぱんだ鍼灸院
住所 〒491-0037
愛知県一宮市貴船2-10-20
URL http://panda-harikyu.com/

矢部 井上院長は飲食業界で長年ご活躍されていたそうですが、治療家に転身された経緯を教えてください。

井上 持病の腰痛が悪化してしまい、思うように仕事ができなくなったことがきっかけです。幼い頃に漠然と医療への憧れを抱いていたこともあり、鍼灸師を目指して専門学校に通い始めました。そして、自分が不調のときに学校の付属治療院で初めて鍼灸治療を受けたところ、効果を実感したんです。その後、施術してくれた先生の師匠の下で自分も修業し、2017年に独立しました。この道を選んだ理由の1つである、自分の体を自分で治療することもできるようになりましたし、こうして開業できたのは師匠のおかげです。

矢部 お師匠さんからは、どのようなことを教わったのですか?

井上 立っているときや座っているときの姿勢から全身の状態を把握し、どのような順番と頻度で治療が必要かを判断する大切さです。そこで、私も患者様には、痛みが生じていない部分に原因があることや、治療方針をしっかりとご説明しつつ、何気ない会話で心の緊張をほぐすことを心掛けています。

矢部 そうして頂けるなら、鍼治療を受けたことがない人にとっても安心ですね。

井上 ええ。鍼は組織と組織の間に入るので、注射針のような痛みは生じません。身構えると筋肉がこわばって鍼が入らなくなりますので、施術中は痛みがないかを伺い、深呼吸するようお声掛けして、体の力が抜けるようにしているんです。また、患部である骨に近い筋肉まで鍼が届くように、固まった表層の筋肉を、筋膜リリースという施術で緩めています。ただ、こうした治療は全て「お手伝い」だと考えているんです。

矢部 それはどういった意味なのでしょう?

井上 施術の時間よりもそれ以外の時間が圧倒的に長いですから、体を改善する主体は患者様ご自身。そのため、施術を行うだけでなく、屈伸などのご自宅でできる軽いストレッチをお伝えしています。そうして、「痛くて動かせなかった体が動くようになった。諦めていたことに挑戦したい」と、下を向いていた患者様に前を向いて頂けるようになると、治療して良かったと心から感じますね。

矢部 患者さんのことを本当に大切に思われていますね。今後についてはいかがですか?

井上 以前の仕事の経験も生かして治療家としてのキャリアの浅い人への育成を行い、同じ志を持つ人をサポートしたいと思っています。勉強会に参加して技術を磨き、横のつながりも持つことで、地域を活性化させていきたいです。

GUEST COMMENT

矢部 みほ

「気になることがあれば『ぱんだに行こう』と気軽に足を運んでほしい」とおっしゃっていた井上院長。家でできる運動まで指導して頂けるのは嬉しいですし、続けていけばジムで体を動かすなどの目標も生まれるでしょう。諦めていたことができるようになるのは、本当に素晴らしいことですから、多くの人に「ぱんだ鍼灸院」に通って変化を感じて頂きたいですね。


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