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  • 学校法人 八木学園 淵野辺ひばり幼稚園 理事長 / 園長 八木 肇

インタビュー

教育・スクール

八木 父の創設した園ということでずっと気に掛けてはいました。ただ、私は前職では技術者として働いており、妻が保育業界に身を置いていたので、彼女に任せる流れができていました。しかし私が42歳のときに妻を病気で亡くしまして、年月が経って父の引退も近づいてきたので、
長男の私が園を受け継いで現在の園づくりを始めたという経緯です。

石黒 ご自身では、園づくりに対してどんなテーマをお持ちだったのですか?

八木 子どもたちが大勢の中で遊び込む、という点です。私は社会人時代、一流の大学を出ている人たちが、キャリアの中でうまくいかずに挫折してしまうところをよく目にしてきました。そこで感じたのが、コミュニケーション能力の大切さです。いかに賢く、才能がある人でも、コミュニケーション能力がないと人間関係で壁にぶつかってしまう。だからこそ、楽しいときも苦しいときも人と関わり、問題を乗り越えていくという力を幼少期から育みたいと考えています。「三つ子の魂百まで」という言葉の通り、自律心やコミュニケーション能力は幼少期に形成されるものですから。

グローバルに活躍できる子を育てる

石黒 確かに、最近は子どもたち同士で遊べる環境が少ない気がします。うちは子どもが3人いるので、家でも遊んだりケンカしたりしていましたけど、長女1人だった頃はやはり年の近い子と遊ばせたいという思いがあって、幼稚園に入れたんです。

八木 昔は兄弟が数人いる家庭がもっと多かったように思いますが、最近は少子化の流れで一人っ子が増えてきています。その意味でも、他人との関わり方を学ぶ場として幼稚園は重要だと思います。私は保護者の方たちに「集団生活は競争の始まり」ということを伝えています。例えば、家では両親に甘えて自分でやらないことも、幼稚園で同年齢の子が1人でやっていれば、「自分でやってみよう」「自分でやりたい」となります。共に意識し合っていくことで、お互いの成長や自立につながっていくのです。

石黒 他の子の行動を見て、自分の行動も意識するようになるんですね。

八木 ええ。当園には優しい子も泣き虫な子も、ちょっと乱暴な子もいますが、色々な子たちがいる中に身を置くからこそ、確かな自己意識が形成されるのだと思います。ですから、保護者の方が運動会などでお子さんを撮影するときには、アップだけでなく少し引いた画角で撮影することをお勧めしています。自分の子が他の子とどう関わっているかというのも、大切な成長の記録なのです。

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