インタビュー

スペシャリスト

福祉減災生活設計事務所

中学校のPTA役員として活動していた際に見た阪神・淡路大震災の映像をきっかけに減災に興味を持ち、企業に勤める傍で啓発ボランティア活動にあたる。退職を機により実践的な減災を広めるべく、2016年4月に「福祉減災生活設計事務所」を設立。地域に根付き、各家庭に合った減災対策を提案している。

福祉減災生活設計事務所
住所 〒471-0803
愛知県豊田市泉町1-3-15
URL http://www.fukushi-gensai.com/

水野 柳澤代表は長く「減災」の啓発活動をしていらっしゃるそうですね。「防災」という言葉はよく耳にしますが、それとはどのような違いがあるのですか?

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柳澤 防災とは一般に、大きな自然災害─例えば地震や津波があったときに、街全体に及ぶ被害をどれだけ食い止められるか、あるいは災害後にどれだけ早く復旧できるかという、政府・行政が管轄するインフラ面の整備のことを指します。それに対して、災害時に自分自身に降りかかってくる被害をいかに減らすか、準備をしておけるかという個人単位の対策について考えるのが減災なのです。

水野 なるほど!では、私たちにとってはより身近なものということですね。

柳澤 ええ。だからこそ、とても大切なものなのだということをお伝えしています。以前、中学校のPTA役員を務めていた際に、阪神・淡路大震災発生時の映像を見る機会があったのですが、そこで家に帰れなくなった人たちが学校の体育館に勝手に入り込み、暖を取るために跳び箱や教科書を燃やしている姿を目の当たりにし、愕然としました。平常時は決してそんなことをしない人でも、非常時に心の余裕がないと、他人のことを思いやれなくなってしまう。私は、そのせいで誰かが悲しい思いをしたり、トラブルに巻き込まれたりするのを見たくないんです。その思いこそが、私を今日まで突き動かしてきた原動力かもしれませんね。

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カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たち。本業における信念やその軌跡、そして経営者へのインタビューを通じて感じたことについて、本誌編集局が逆インタビュー。