インタビュー

スペシャリスト

持続的な成長を促す貢献型リーダーへ

石黒 なるほど。その海外での気付きを、現在のコーチング業に活かしていらっしゃるのですね。

國武 ええ。コーチングにも様々な手法がある中で、私の独自性を打ち出したのが「貢献型リーダーシップ・コーチング」です。私は長年の海外業務経験の中で、日本人は同じであることを求めたがる安定志向が強い国民だと感じていました。そもそも日本という国自体、少しでも目立つと叩かれてしまう個性の発揮しにくい社会性を持っています。一方、多民族で成り立つ海外の国々は、自分の個性を発揮しつつ、相手の異なる部分を認め合って発展している。そこで私は、コーチングを通じて「異なる者同士が交わり、互いの個性を認め合うことで、互いに成長し発展していく」という考えを広め、この先の激動の時代に対応できる 「変化に強い人」を育てたいと考えているのです。

石黒 リーダーシップコーチング、ということは主に企業の管理職や経営者の方を指導されているのですか?

國武 必ずしもそうではありません。私が実践を目指しているのは、旧態依然とした上下関係のリーダーシップではなく、水平的な協力関係を生み出しながら、誰もがリーダーシップを発揮できるような環境作りと、それを実践できる人材育成です。コーチングは相手の才能や可能性を最大限に引き出す手法ですが、それを組織内において実現できるのが貢献型リーダーシップです。その実践のためには、相手のことはもちろん、自分自身もよく理解することが大切です。自分理解、相手理解、 そして相互理解という過程の中で調和が生まれ、個性(強み)や才能が発揮できる組織になっていくのです。そのようなリーダーと共に各人の個性が存分に発揮できる組織は、時代の変化にも柔軟に対応することができ、持続的に成長していけるでしょう。私のビジョンは、そのような人材や組織作りを通じて、日本が世界と共により発展できるようお手伝いしていくことなんです。

1 2 3

好評発売中 創刊より7年半、隔月刊誌として奇数月に発刊してきたカンパニーバンクは2013年1月より月刊化しました
amazonからのご注文
2017年10月号
COMPANYTANK 2017年11月号

巻頭にはプロ野球選手・井口資仁氏がご登場!現役引退直前に何を思うのか──氏の信念、そして今後に向けた思いまでを存分に伺いました。

定期購読のご案内

interviewer's eye

カンパニータンクのインタビュアとして活躍されている各界の著名人たちに本誌編集局が逆インタビュー。

水野 裕子 矢部 みほ 宮地 真緒 川﨑麻世 鶴久 政治 駒田 徳広 杉田 かおる 時東ぁみ 畑山隆則 大門正明