インタビュー

卸・販売

水野 それは素晴らしい。お客さんの年齢層はどの辺りになるのでしょう。

杉原 ご高齢の方が中心ですね。「残された人に迷惑をかけないように、生きているうちに物の整理をしたい」と様々な物品をお持ち頂いています。中には40年以上前に流行ったモデルのカメラなど、あと数年もすれば文化財としての価値が出てきそうな品もあります。ご自身で使われなくなった物でも、それを次の持ち主へと引き継ぐことは文化の継承になると思っているので、どんな品であっても私としては「100年後には文化財かもしれない」くらいの気持ちで買い取らせて頂いているんです。

買取を新生活への足がかりに

水野 そこまで深く考えて買い取りをされている方はそうそういないと思います。お客さんも、店長になら大切な品を安心してお任せできそうです。

杉原 私は常にお客様の利益を第一に考えていますが、それは何も「買取額」だけのことではありません。大切なのは、当店にお越し頂いたお客様の今後の生活が、買取を通して豊かになっていくこと。持ち物の整理ができれば心身ともに軽くなり、フレッシュな気持ちで新たな生活をスタートさせられますから、私はお客様とお話する中で次の生活スタイルのご提案までさせて頂いています。

水野 そうして買い取られた品が別の人のもとに渡れば、その人にとっても新しい生活の第一歩になりますよね。

杉原 おっしゃる通りです。どんな物も捨ててしまえば「ゴミ」になってしまいますが、持ち主が多少なりとも愛着を感じている物ならば、次の持ち主へと引き継いでもらいたい。私はそのための架け橋になれればと思っていますし、逆にお話を聞いて手放さないほうが良いと感じた時には、「これは売らずに持っていたらどうですか?」と正直にお伝えします。

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