インタビュー

建築

水野 大変な状況の中、なぜそこまで頑張れたのでしょう。

金田 職人のプライドもあって、一度請けた仕事を投げ出したくなかったんです。それに、ものづくりの楽しさを知ってのめり込んだことや、人と違う経験を積みたいという自分の性分も大きかったと思います。実際、海外では100t、200tという大規模な機械を扱う仕事もしました。これまでにやったことがない仕事でも「できない」とは言いたくなかったので、必死に調べて勉強しましたね。

水野 現場で実践を重ねながら、自力で学ばれたのですね。そうした日々を経て、新たに組織を立ち上げられました。

金田 実は開業を思い立ったのと同時期に、クウェートに3年行くという話もあったんですけどね(笑)。将来を考えたとき、ここで自分の地盤をつくっておくべきだと考え、正式に独立することを決めました。最初の取引先が2社という状態でのスタートでしたが、今はおかげさまで、10社以上の会社とおつきあいをさせて頂いています。

世の中のベースをつくる仕事

水野 独立されてからここまでの道のりはいかがでしたか?

金田 最初は大変でしたが、ようやく落ち着いてきた感じがあります。今は仕事の依頼をできる限り断らないようにしていて、その中で仕事を回していけるシステムを構築している最中ですね。ゆくゆくは、スタッフの増員も考えていく必要があると思っています。

水野 金田代表にとって、このお仕事の魅力はどんなところにあるのでしょう。

12787ct01金田 この仕事は、図面から立ち上げてものをつくり、それが最終的にはエンドユーザーに届けられます。例えば車の部品であれば、私たちが工場に据え付けた機械でつくられたパーツが、お客様の車に使われ、実際に道を走っているわけです。そうした世の中でのベースとなる部分を支え、社会に貢献できているという実感が、何よりの魅力だと思っています。
 特に日本の場合、土地が狭く、大きな機械の搬入や据え付けが難しい環境であることが多いです。ただ、そこでいかに道具や技術を駆使し、上手く作業できるかというのが楽しくて。一番難しかった現場では、指2本ほどのスペースしか余裕がない場所に機械を据え付けるという仕事もありましたよ。

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