大学卒業後は一般企業に勤め、父親から声がかかったことから家業の人材会社に入る。およそ10年を経て、派遣法改正を機に会社を分社化。そこから新たに訪問医療マッサージの事業をスタートさせることを決め、2016年にA-care(株)を設立した。

A-care 株式会社 | |
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住所 | 〒472-0053 愛知県知立市南新地3-7-12 |
URL | https://acare-taion.jimdo.com |
異業種から訪問医療事業に参入した、A-care(株)の鈴木取締役。その根底にあるのは、高齢化が進む地域へ貢献したいという強い思いだった。独自のスタンスを貫きながら歩んでいく会社のビジョンについて、愛知県出身のタレント、水野裕子さんが話を伺った。
水野 お父様の事業を引き継ぎながら、全くの異業種である訪問医療業界での起業を果たされたそうですね。まずは、これまでの経緯を教えて頂けますか?
鈴木 2015年頃から、社員と新しい事業を始めようという話をしていたんです。その中で2016年のはじめに地元の自治会に加入した際、参加されているのが高齢の方ばかりという現状を目の当たりにしまして。私が子どもだった頃は、自治会というのはもっと年齢層が広いものだったので、ふとした部分にも高齢化の波が来ているのだと実感するとともに、自分に何かできることはないかと考えました。それから色々と調べていくうちに、将来的には接骨院や整骨院で医療保険が使えなくなったり、高齢者の医療保険の個人負担がものすごく大きくなるということも知ったんです。
水野 人は誰でも老いていくものですから、将来の高齢者の待遇は私たちにとっても無関係ではありませんよね。