インタビュー

建築

欲をかかず、目の届く範囲で

石黒 社長として20年間、しっかりと会社を存続させてこられましたが、今後はどのように成長させていこうとお考えですか?

宍戸 5年ほど前から信頼できる仲間が少しずつ増えてきて、今はエリアごとで役割を持ち回りにする形で複数の現場を手がけられるようになりました。この先も地域密着で、横のつながりを広げていければと考えています。とは言え、会社としては私の目の届く範囲以上に大きくするつもりはないですね。

12673k石黒 それには、何か社長のこだわりがあるのでしょうか。

宍戸 責任ある立場として、自分の目で現場を見られなくなるほど多くの仕事を引き受けるというのは、私には考えられません。それに、どんな場所にもその地に根付いた職人はいますから、お互いが自分たちの地域を守るという意識で共存共栄すればいいと思うんです。欲をかいたり、独り勝ちしようと思ったりせず、どれだけ同じことを同じ立ち位置でやれるか。良い意味での現状維持というのが、この先も会社を存続させていくための一番の秘訣だと思いますよ。

見えなくなる部分だからこそ
図面通りの確かな施工を
12673ex右の写真は「根切り」と呼ばれる基礎工事において最初に行われる作業の現場風景。基礎コンクリートの形に合わせて、きれいに土が掘られている。工事が完了すれば見えなくなってしまう部分こそ、図面通り丁寧に、妥協のない施工をする─それが、(有)信和土建のポリシーなのだ。
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GUEST COMMENT

石黒 彩

宍戸社長の言葉の一つひとつから職人としてのこだわりや矜持が感じられて、本当に素敵だなと思いました。とかく人手不足が取り沙汰される建設業界ですが、宍戸社長のようなプロフェッショナルの存在を知れば、職人の世界に憧れを持つ若者もきっと増えていくはず。業界活性化のためにも、ぜひこれからもご活躍を続けられてください!

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