インタビュー

建築

随所に垣間見える一流のこだわり

石黒 では、施工においては具体的にどのようなことに気を付けていらっしゃいますか?

宍戸 図面通り、水平垂直の施工をするということです。この「当たり前」を守るのがけっこう至難の業なのですが・・・。基礎工事の後には保証会社の検査が入るのですが、私は以前、保証会社が主催する基礎工事のコンテストで3つ星のマイスターの称号を頂いたことがあります。しかしそれも、私としては「職人ならば皆が取れなければおかしい」というのが率直な感想なんです。

石黒 やはりどんな世界でも、当たり前のことを当たり前にこなすというのは難しいものなのでしょうか。

宍戸 もちろん、現場によって土の硬さが異なり思うように施工できなかったり、気温や湿度によってコンクリートの固まり方が変わってヒビが入ったり、苦労することは多々あります。ですが、お客様からお金を頂いて仕事をする以上、そういった困難は当たり前にクリアしなければなりません。基礎工事単体で見て100万円の仕事でも、お客様は家を建てるために総額何千万円という費用をかけていらっしゃいますから、そのうちの一部を担わせて頂いているという意識は忘れないようにしています。

石黒 プロ意識の高さを感じます。それだけの心構えを持って施工に臨んでいらっしゃるなら、周囲の評価も自然と高まるのでは?

宍戸 ありがたいことに、お客様からだけでなく住宅を手がけられる大工さんからも、「信和土建さんの基礎の上に家を建てたい」とのお声を頂いています。既製品の鉄筋を使わず、生材を一棟一棟に合う鉄筋に仕上げたり、現場を汚さないよう雨の日は事業所内での作業に集中したり、お客様に心から喜んで頂くための工夫を凝らしているので、その点を評価して頂けるのは嬉しいですね。

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