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  • 株式会社 ジャパンフォーシーズンズ 代表取締役社長 本澤 武

インタビュー

卸・販売

アジア諸国発展のために尽力

鶴久 そうした貴重なキャリアを経てこられたわけですが、大手企業の安定を捨ててまで起業に踏み切られたという経緯が気になります。

本澤 前職の輸出支援を通じて途上国に何度も足を運ぶなかで、現地の貧富の差の激しさを肌で感じました。両親と楽しそうに手を繋ぎながらショッピングセンターで買い物をする子のすぐ近くに、裸足で路上を歩き回りながら物乞いをする子がいるわけです。そういう姿を見て「自分に何かできることはないか」と思いましたが、サラリーマンである以上、やれることは限られている。それで、会社を辞めて起業という道を選択したというわけです。私がこれまでに培った人脈などを最大限に活かし、ビジネスとして成立させながら何らかの形で彼らの役に立つことができればと。

鶴久 立派ですね、志の高さを感じます。

本澤 結局、途上国と日本との差がどこにあるかと言えば“技術やノウハウを知っているかどうか”だけ。じゃあ、少しでもそれを提供できれば住みよい社会になるよねっていう、シンプルな図式なんです。ただ、これはある精密機械メーカーの社長の言葉で本当にそのとおりだと思ったのですが、「機械をつくるということは、公害の原因をつくっていることでもある」と。そこで私は、技術提供のみならず環境対策のノウハウも輸出して初めて社会貢献になるとの思いから、環境改善を含めた提案をサービスに組み込むことにしたんですね。

鶴久 利益よりも意義を優先させているからこそ、そうした発想が出てくるのだと思います。実際、どのような事業を展開しているのですか?

12656k本澤 最適バイオ配合をオーダーメイドで提供する「バイオ事業」、産業用の鉛蓄電池や鉛バッテリーの性能を向上させる「ナノ事業」、前職時代から手がけている「食品事業」が3つの柱です。この分野に強みを持つ日本の中小企業とパートナーシップを図ることで東南アジア諸国に技術提供をしていけたらと考えており、現在はインドネシア企業との提携の話が具体的に進んでいる最中です。

鶴久 本当にスケールが大きいですね!

本澤 やっぱり今の子どもたちの世代が将来、気持ち良く生きていくには今の大人たちが“地球と仲良くする”ことが大事なんです。そうすれば子どもたちが大きくなったとき、この姿勢を踏襲しつつ新しい価値を加えてさらに社会を発展させていってくれるでしょう。これからも東南アジア諸国の環境改善やエネルギー資源の有効活用、食文化の充実のため、できる限りのことを思いっきりやっていきたいですね。

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GUEST COMMENT

鶴久 雅治

本澤社長の人としての本質的な優しさ、視野の広さ、そして類い希な優れた行動力に感銘を受けました。私も楽曲をつくる人間として、やってみなければ、提供してみなければ何も分からないという姿勢は心から共感します(笑)。目の前に困っている人がいるから助けたい──そんなシンプルな姿勢がきっと、よりよい社会をつくり出すのだと思います。

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