沖縄県出身。工業高校卒業後は山梨の自動車会社で車検整備の仕事に携わるも、肌に合わなかったことから一度帰島する。自身のキャリアについて考えるなかで、結婚を機に手に職をつけたいとの思いが芽生えたことから電気工事職人として再スタート。現場での経験を積んだ後に、個人事業主を経て(株)ティーディーを設立した。

株式会社 ティーディー | |
---|---|
住所 | 〒230-0011 神奈川県横浜市鶴見区上末吉1-14-10 |
TEL | 045-572-0252 |
FAX | 045-633-1646 |
URL | http://td-taira.com/ |
建物内の照明を点けたり、電源を使ったり─そんな日常的な光景の裏には、配線や変電を管理する電気工事士たちの活躍がある。業界歴 年、現場では他の工事会社を含めた全工程の調整を行うという(株)ティーディーの平良社長に、タレントの時東ぁみさんがお話を伺った。
幼少から育まれた商人気質
時東 社長は20代の時にはすでに独立していらっしゃったそうですね。経営者になりたいという意識はもともとあったのですか?
平良 そうですね。電気工事や内装工事を手がける中で多くの経営者と接する機会があり、「自分もできるのではないか」という思いはずっと抱いていました。また、私は沖縄県出身なのですが、6つ年上の兄の影響で小学生の頃から新聞配達の仕事をしていたんです。100軒配達して、月に2万円くらいはもらっていましたね。ほかにも山で採ってきたクワガタをホームセンターで売る時に「この前より大きいのを持ってきたから高く買ってよ」と交渉したり(笑)、そういうある意味での商人気質みたいなものも、自然と育まれてきたのかもしれません。
時東 それはすごい!売手と買手の価格交渉なんて、普通の人は社会に出るまでなかなか経験できませんよ(笑)。
平良 また、私の家族は父が大工で叔父が工務店経営者だったので、学生時代から手伝いをしながら彼らの背中を見てきたのも大きかったと思います。
時東 その中で社長は、電気設備工事のどこに魅力を感じられたのですか?
平良 やるべき仕事の種類が多く、現場ごとに臨機応変な判断が求められるところですね。新しい工具・道具もどんどん出てきますし、常に進化を続けている奥深い仕事だと感じます。