インタビュー

医療・福祉

医療と福祉、双方で次のステージへ

相原 ぜひ、その事業について詳しくお聞かせください。

高橋 1つは、薬剤師の国家資格取得に特化した予備校を設立することです。大学時代の同僚に資格取得を専門に教えていた教授が何人もいて、ちょうど彼らが定年を迎えるので、人生の次のステージに進むタイミングでコラボできる場を設けたいなと。薬剤師の国家資格試験はなかなか合格率が上がらず、うちの薬局で面倒を見ている学生たちも苦労しているので、合格支援をしたうえで、資格取得後の就職までサポートしてあげられればベストですね。

相原 そうやって合格率が上がっていけば御社にも優秀な人材が入ってくるでしょうし、好循環が生まれそうですね。他にも、何かプランがあるのですか?

高橋 ええ。もう1つは、「看取り」を専門にした施設の開業です。私はかつて米国のワシントン州シアトルを訪れ、最先端のターミナルケアを学ぶなかでこの看取り施設のことを知り、自分自身で手がけたいと思いました。

相原 それは、いわゆるホスピスとはまた違うものなのでしょうか。

高橋 ホスピスは病院に併設されていますが、独立した看取り施設というのはまだ存在していません。都市部の介護施設や医療施設は、10年もすればほぼ満員状態になってしまうと言われています。とはいえ、新たに施設をつくるだけのキャパは都市部にはもうない。であれば、高度先進医療の裾野を地方へと広げていくことは必要不可欠です。そこで私は、小田原近辺の松田町や長寿で有名な二宮町に、オンコールのドクターと常駐看護師3人がいる看取り施設をつくりたいと考えています。受け入れは20人ほどで、ゆくゆくは100人規模の介護老人保健施設を併設する構想です。

相原 日本の高齢化を見越した事業展開というわけですね。先見の明があって、素晴らしいと思います。

高橋 また、社会福祉事業に参入する足がかりとして、すでに「やすらぎ保育園」という保育園も運営しています。“ゆりかごから墓場まで”ではないですが、人の人生をトータルで支えられる会社を目指したいですね。

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